NUGEN Audio「Paragon ST」とは?特徴・使い方・おすすめの人

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用している場合があります。価格は確認日時点のもので、変動する場合があります。

NUGEN Audioの「Paragon ST」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。

Paragon is a true convolution reverb with the flexibility and control of a classic algorithmic reverb, giving you the sound of real spaces, now with unprecedented tweakability.

—— NUGEN Audio公式サイトより(原文)

目次

Paragon STはどんな製品?

Paragon ST は、NUGEN Audio のコンボリューション(実在の空間を録音したインパルスレスポンスを使う)リバーブ「Paragon」のステレオ版です。Plugin Boutique の説明では、ステレオのミックス向けに作られた製品とされています。

一般的なリバーブは、実際の空間の録音を使うコンボリューション型と、計算で残響を作るアルゴリズム型に大きく分かれます。前者は自然な響きが得やすい反面、部屋の大きさや減衰時間を変えるとタイムストレッチによる劣化が出やすいとされます。

Paragon は、インパルスレスポンスを分析・分解して再合成する技術(ヨーク大学で開発)を使い、タイムストレッチを使わずに減衰や部屋の大きさ、明るさを調整できるとされています。1つの教会の録音を細かく調整する、という考え方です。

機能としては、周波数ごとに変えられる減衰、クロストークの調整、ハイパス/ローパスフィルター、スペクトル解析、コンパクト表示があります。サラウンド対応の上位版 Paragon(7.1.4まで)とは別に、2チャンネルの制作向けの位置づけです。

本物のコンボリューション

実在の空間のインパルスレスポンスを使う方式です。元の録音の雰囲気を土台にしつつ、パラメーターで形を変えられます。自然な空間を足したいときの出発点になるかもしれません。

再合成による調整

インパルスレスポンスを分析して再合成するため、減衰時間や部屋の大きさを変えてもタイムストレッチ由来の劣化が出にくいとされています。同じ空間のまま長さだけ変えたいときに役立つかもしれません。

周波数ごとの減衰

低域は短く、高域は長くといったように、帯域ごとに残響の消え方を変えられます。ミックスの中で低域がもたつくときに調整する、といった使い方が考えられます。

クロストークの設定

左右のチャンネル間の混ざり具合を設定できます。広がりを出したいときや、中央に寄せたいときの調整に使えるかもしれません。

HPF・LPF

リバーブにかけるハイパスとローパスのフィルターを備えます。残響の低域と高域を削って、元の音と混ざりやすくするのに使えるかもしれません。

スペクトル解析とコンパクトモード

インパルスレスポンスの周波数成分を見ながら調整できます。コンパクトモードは画面を小さくする表示で、DAWの画面を広く使いたいときに向きます。

仕様

項目内容
種類コンボリューション・リバーブ(ステレオ)
フォーマットAAX・VST3・AU・AudioSuite(64bitのみ)
対応OS(最小)Mac OS X 10.9/Windows 7、RAM 512MB
ライセンスNUGENアカウントで登録(iLokへの変換も可)

入っているもの・動作環境

  • Paragon ST 本体(AAX/VST3/AU/AudioSuite)
  • 対応OS:Mac OS X 10.9以降、Windows 7以降(64bitのみ)

使い方

  1. Plugin Boutique で購入すると、ライセンスコードがアカウントに表示されます。
  2. NUGEN Audio のサイトでアカウントを作り、ライセンスコードを登録します。
  3. 登録メールのリンクからライセンス登録を完了し、パスワードを設定します。
  4. 「MY DOWNLOADS」から製品をダウンロードしてインストーラーを実行します。
  5. DAWでプラグインを開き、「USE LICENCE」から「ON-LINE」を選んでライセンスコードを入力します。
  6. リバーブをかけたいトラックまたはバスに挿し、空間のサイズと減衰時間を調整します。
  7. 必要に応じてHPF・LPFと周波数ごとの減衰で、低域と高域の残響を整えます。
  8. ミックスの中でドライ音とのバランスを確認します。

ボーカルに自然な空間を足す

実在の空間をもとにした響きを、ボーカルの後ろに足す使い方が考えられるかもしれません。減衰時間を短めにして、歌の輪郭を残す調整もできます。

映像・ナレーションの部屋合わせ

映像の場面に合わせて、教会や大きな部屋の雰囲気を足す場面で使えるかもしれません。部屋の大きさを細かく変えられる点が合いそうです。

ドラムバスの空気感

ドラムバスに薄く空間をかけ、低域の減衰を短くして、にごりを抑える使い方もあるかもしれません。

宅録のミックス全体のまとまり

別々に録った素材に同じ空間を共有させ、まとまりを出す場面で使えるかもしれません。

こんな人におすすめ

  • コンボリューションの自然さと、アルゴリズムのような調整のしやすさを両方ほしい人
  • ステレオのミックスやマスターに使うリバーブを探している人
  • 映像や音楽で部屋の響きを細かく合わせたい人

使う前に知っておきたい点

  • この製品はステレオ版です。サラウンド(7.1.4まで)で使う場合は上位の Paragon が別にあります。
  • ライセンスの登録に NUGEN Audio のアカウントが必要です。iLokへの変換も選べます。
  • 64bit環境のみに対応し、フォーマットは AAX・VST3・AU・AudioSuite です。

似た製品との違い

どちらがよいかは決めず、公式ページの数字を並べています。

NUGEN Audio Paragon

NUGEN公式のParagonのページでは、Paragonは最大7.1.4チャンネルまで動作し、Dolby Atmosのベッドトラックにも使えるとされています。Paragon STはPlugin Boutiqueの説明でステレオ向けとされています。

価格

$299(Plugin Boutique、2026-10-27確認)。地域やキャンペーンで変わることがあるため、購入前に公式ページで確かめてください。

NUGEN Audioの製品ページでParagon STを見る

同じ種類の製品を探すときは

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掲載している製品の一覧は 製品データベース:エフェクト にあります。

出典:nugenaudio.com pluginboutique.com(2026-10-27確認)

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