IK Multimediaの「TONEX」は、AIで実機のアンプやペダルの音を写し取った「トーンモデル」を鳴らすソフトです。無料のCS、TONEX、TONEX MAXの3つの版があり、入っているトーンモデルの数が違います。この記事では、3つのエディションの違いを、ギターアンプシミュレーター18製品と同じ基準で比べています。根拠はメーカー公式の情報です。
※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格・セールの情報は記事の確認日時点のもので、変動する場合があります。
結論:目的別にどれを選ぶか
- TONEX CS(ランクA):AIで作ったアンプの音がどんなものか、まず無料で試したい人。
- TONEX(ランクS):実機に近いアンプの音を、たくさんの選択肢から選びたい人。
- TONEX MAX(ランクS):とにかく多くのアンプの音を手元にそろえたい人。
3つのエディションの中でいちばん点数が高いのはTONEX(ランクS・平均4.2点)です。ただし、使わない機能のために上のエディションを買う必要はありません。自分の目的に合うものを選んでください。
TONEXの主な特徴
AIで写し取ったトーンモデル
TONEXは、AIの技術(AI Machine Modeling)で実物のアンプやペダルの音を写し取った「トーンモデル」を使うソフトです。1台のペダルから、アンプまで含めた一式まで写し取れます。ギターとベースの両方の音を扱えます。
エディションで変わるトーンモデルの数
無料のTONEX CSは20、TONEXは400以上、TONEX MAXは1,250以上のプレミアム・トーンモデルが入っています。CSは使うこと・共有することができ、TONEXとMAXは自分の機材を写し取ること(キャプチャ)もできます。ほかのユーザーが作ったトーンモデルは、ToneNETから探してダウンロードできます。
エフェクトを足して音を仕上げる
トーンモデルの前後に、コンプ・モジュレーション・ディレイ・リバーブ・ノイズゲートを足して、音を仕上げられます。自分のIRも読み込めます。単体のアプリとしても、DAWのプラグインとしても使えます。
こんな場面で役立ちます
- 無料のTONEX CSで、実機を写し取ったアンプの音で弾いてみる
- ToneNETで、ほかのユーザーが作ったトーンモデルを探す
- 自分のアンプを写し取り、家でも同じ音で録る(TONEX・MAX)
エディションの違い(一覧表)
| エディション | ランク | 音作りの幅 | 録音・練習 | 再現の技術 | ベースにも使える |
|---|---|---|---|---|---|
| TONEX CS | A(3.4) | 20モデル | 単体起動 | AI | ギター・ベースの音色 |
| TONEX | S(4.2) | 400以上+IR | 単体起動 | AI | ギター・ベースの音色 |
| TONEX MAX | S(4.2) | 1,250以上+IR | 単体起動 | AI | ギター・ベースの音色 |
エディションごとの評価
TONEX CS(ランクA)
AIで実機のアンプやペダルの音を写し取った「トーンモデル」を鳴らせる、TONEXの無料版です。20のプレミアム・トーンモデルが入っていて、ほかの人が作ったモデルも20個までダウンロードできます。
- 音作りの幅:2点 — 20のプレミアム・トーンモデルが入った無料版です。
- 録音・練習:3点 — 単体アプリとしても使えます。
- 再現の技術:5点 — AIで実機の音を写し取った「トーンモデル」を使います。
- ベースにも使える:5点 — ギターとベースの音色(Tone Model)を扱えると公式ページに書かれています。
TONEX(ランクS)
AIで実機のアンプやペダルの音を写し取る「AI Machine Modeling」のソフトです。400以上のプレミアム・トーンモデルが入っていて、自分の機材の音をモデルにする(キャプチャする)こともできます。

- 仕様の最終確認日
- 2026/09/25
- 音作りの幅
- 400以上+IR
- 録音・練習
- 単体起動
- 再現の技術
- AI
- 価格(店・確認日)
- ¥34,850 [PB・10月26日確認]
画像:IK Multimedia公式サイトの製品画像(プレス向け)より
- 音作りの幅:4点 — 400以上のプレミアム・トーンモデルに加え、自分のIRを読み込めます。自分の機材をキャプチャすることもできます。
- 録音・練習:3点 — 単体アプリとしても使えます。
- 再現の技術:5点 — AIで実機の音を写し取った「トーンモデル」を使います。
- ベースにも使える:5点 — ギターとベースの音色(Tone Model)を扱えると公式ページに書かれています。
TONEXの画面・イメージ

画像:IK Multimedia公式サイトの製品画像(プレス向け)より
TONEX MAX(ランクS)
TONEXの最上位版で、1,250以上のプレミアム・トーンモデルが入っています。自分の機材の音をモデルにする機能やIRの読み込みもあります。

- 仕様の最終確認日
- 2026/09/25
- 音作りの幅
- 1,250以上+IR
- 録音・練習
- 単体起動
- 再現の技術
- AI
- 価格(店・確認日)
- ¥17,422(セール中、通常¥52,290) [PB・10月26日確認]
- 音作りの幅:4点 — 1,250以上のプレミアム・トーンモデルに加え、自分のIRを読み込めます。
- 録音・練習:3点 — 単体アプリとしても使えます。
- 再現の技術:5点 — AIで実機の音を写し取った「トーンモデル」を使います。
- ベースにも使える:5点 — ギターとベースの音色(Tone Model)を扱えると公式ページに書かれています。
TONEX MAXの画面・イメージ


上の図はTONEXの点数です。
点数の付け方(ギターアンプシミュレーター)
| 項目 | 使う数値 | 5点 | 4点 | 3点 | 2点 | 1点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 音作りの幅 | アンプ・キャビネット・マイクなどの選択肢 | 400以上のモデルに加え、マイクの位置・部屋・自分のIRまで調整できる | 多くのアンプとエフェクトに加え、自分のIRを読み込める | 数十のアンプやエフェクトを組み合わせられる | 少数のモデル(無料版など) | — |
| 録音・練習 | 宅録や練習に便利な機能 | レコーダー・ルーパー・チューナーがそろう | ルーパーと単体起動など、2つ以上 | 単体アプリとして起動できる | — | 公式ページに記載がない |
| 再現の技術 | 実機の再現に使っている技術 | 機械学習・AIで作ったモデルがある | 独自のIR(キャビネットの響き)技術がある | 標準的なモデリング | — | — |
| ベースにも使える | ベース用のアンプなどが入っていて、ベースの録音にも使えるか | ギターとベースの両方の機材(アンプなど)が入っていると公式に明記 | — | ベースにも使えると書かれている(汎用の処理) | — | ベース用の機材なし/記載なし |
自宅でギター・ベースをライン録りして、アンプらしい音にするという目的に対して、どれだけ優れているかを項目ごとに1〜5点で決めています。点は上の表の条件に当てはめて付け、ランクを出す平均では「音作りの幅」を2倍の重さで数えています。根拠はメーカー公式の情報です。音質やCPU負荷は実際に測っていないため点数には含めず、専門誌のレビューを記事の中で参考として紹介しています。価格は点数に含めません。 「ベースにも使える」は、検索で多い「ベース用のアンプシミュレーター」に答えるための項目です。メーカーや販売店の説明で確認できない機能は、ないものとして点数を付けています。 表の「OBS(配信)」は、配信ソフトOBS Studioで使えるVST2形式が公式ページに書かれているか(○)です。OBSはVST3形式に対応していません。点数には含めていません。
TONEXの対応環境と始め方
| 対応OS | Windows/Mac |
|---|---|
| プラグインの形式 | Windows:VST3・AAX/Mac:AU・VST3・AAX |
| 単体で起動 | あり |
| 無料版 | 無料版TONEX CSあり(プレミアム・トーンモデル20) |
| OBS(配信) | そのままでは使えません(VST3のみ)。中継のプラグインを使えば読み込めます |
メーカー公式ページで2026年9月27日に確認しました。配信ソフトOBSでの使い方は「OBSでVST3プラグインを使うには?」で解説しています。
ほかのギターアンプシミュレーターとの比較
見出しを押すと並べ替えできます。スマホでは表を横にスクロールできます。
| 製品 | ランク平均点 | 音作りの幅 | 録音・練習 | 再現の技術 | ベース | 無料 | OBS(配信) | 価格(店・確認日) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Native InstrumentsGuitar Rig 7 Pro | S 4.4 | 多数+IR読み込み | ルーパー+単体起動 | 機械学習(ICM) | ベース用アンプあり | 無料版あり | ×(VST3のみ) | ¥32,940 [PB・10月26日確認] |
| Native InstrumentsGuitar Rig 7 Player | B 2.6 | アンプ2台+26の道具 | 単体起動 | 機械学習(ICM) | ベース用アンプなし | 無料 | ×(VST3のみ) | 記載なし |
| IK MultimediaAmpliTube 5 | S 5.0 | 400以上+マイク位置 | レコーダー等 | AI(TONEX) | ギター・ベースの機材 | 無料版あり | ×(VST3のみ) | ¥5,231(セール中、通常¥34,680) [PB・10月26日確認] |
| IK MultimediaAmpliTube 5 CS | B 3.0 | 42モデル | 単体起動 | 標準 | ギター・ベースの機材 | 無料 | ×(VST3のみ) | 記載なし |
| MeldaProductionMGuitarArchitect | B 2.6 | 数十のモデル | 録音・練習の機能なし | 標準 | ベースにも使える | — | ○ | ¥57,340 [PB・10月26日確認] |
| IK MultimediaTONEX CS | A 3.4 | 20モデル | 単体起動 | AI | ギター・ベースの音色 | 無料 | ×(VST3のみ) | 記載なし |
| IK MultimediaTONEX | S 4.2 | 400以上+IR | 単体起動 | AI | ギター・ベースの音色 | 無料版あり | ×(VST3のみ) | ¥34,850 [PB・10月26日確認] |
| IK MultimediaTONEX MAX | S 4.2 | 1,250以上+IR | 単体起動 | AI | ギター・ベースの音色 | 無料版あり | ×(VST3のみ) | ¥17,422(セール中、通常¥52,290) [PB・10月26日確認] |
| Neural DSPArchetype: Gojira X | B 3.0 | 3アンプ+エフェクト+IR | 単体起動・チューナー・メトロノーム | 数百のIR+6本のマイク | ギター用 | — | ○ | 記載なし |
| Neural DSPArchetype: Nolly X | B 3.0 | 4アンプ+エフェクト+IR | 単体起動・チューナー・メトロノーム | Nollyが録った640のIR | ギター用 | — | ○ | 約$151.32 [公式・10月26日確認] |
| Neural DSPArchetype: Cory Wong X | B 3.0 | アンプ+エフェクト+IR | 単体起動・チューナー・メトロノーム | 6本のマイク+324のIR | ギター用 | — | ○ | 約$133.39 [公式・10月26日確認] |
| Neural DSPArchetype: Tim Henson X | B 3.0 | 3アンプ+Multivoicer+IR | 単体起動・チューナー・メトロノーム | 6本のマイク+324のIR | ギター用 | — | ○ | 約$133.39 [公式・10月26日確認] |
| Positive GridBIAS FX 2 | A 3.6 | 100以上のアンプ+ペダル | ルーパー・自動録音・単体起動 | DSP+真空管の再現 | ベースのアンプ・エフェクトあり | — | 未確認 | 記載なし |
| OverloudTH-U | A 3.8 | 253モデル+SuperCabinet | チューナー | Fluid Modeling+Fluid IR | ベースアンプ4・キャビ2 | — | 未確認 | 約$301.53(セール中、通常€299) [公式・10月26日確認] |
| Brainworxbx_rockrack V3 | C 2.2 | 8アンプ+40チェーン | 記載なし | 標準的なモデリング | ギター&ベース用 | — | 未確認 | $75 [公式・10月26日確認] |
| Neural DSPArchetype: Petrucci X | B 3.0 | 4アンプ+エフェクト+IR | 単体起動・チューナー・メトロノーム | 6本のマイク+IR | ギター用 | — | ○ | 約$167.02 [公式・10月26日確認] |
| Neural DSPArchetype: Plini X | B 3.0 | 3アンプ+エフェクト+IR | 単体起動・チューナー・メトロノーム | 6本のマイク+数百のIR | ギター用 | — | ○ | 約$133.39 [公式・10月26日確認] |
| Neural DSPArchetype: John Mayer X | B 3.0 | 3アンプ+ペダル+IR | 単体起動・チューナー・メトロノーム | 11本のマイク+IR | ギター用 | — | ○ | 約$189.43 [公式・10月26日確認] |
機能は2026年9月25日に各メーカーの公式サイトで確認。価格は購入ボタンの先の販売ページで確認してください。


コメント