Spectrasonicsのベース音源「Trilian」は、アコースティックベース・エレキベース・シンセベースを1つにまとめた、34GBのベース音源です。レガート(音と音をなめらかにつなぐ弾き方)やグライドなどの弾き方も細かく収録し、Omnisphereと同じ音作りの機能で音を変えられます。
ベース音源は、ベースの音をパソコンで鳴らせる道具です。弾けなくても、曲にベースを入れられます。
この記事では、ベース音源10製品と比べて、目的に対してどれだけ優れているかを3つの項目で評価しています。根拠はメーカー公式の情報です。
※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格・セールの情報は記事の確認日時点のもので、変動する場合があります。

画像:Spectrasonics公式のプレス用画像より
結論
Trilianは、ベース音源10製品の中でランクBです。ランクはS・A・B・Cの4段階で、Bは上から3番目にあたります。項目ごとの点数(5点満点)を平均すると3.3点です(目的にとって大事な1項目は、2倍の重みをつけた平均です)。
得意なこと
- 音色の幅(4点):いろいろな種類のベースが入っています。
こんな方にオススメ:エレキだけでなく、ウッドベースやシンセベースも1つでそろえたい人。
Trilianの主な特徴
アコースティック・エレキ・シンセのベース
Trilianは、アコースティック(ウッド)ベース、エレキベース、シンセベースを1つにまとめたベース音源です。34GBのライブラリーに、数百の音源とパッチが入っています。ジャンルを問わず、いろいろなベースの音を1本でまかなえます。
細かく収録された奏法
レガートやスライド(グライド)など、ベースらしい奏法を細かく収録しています。ピッチのスライドも使え、弾いているような自然なつながりを作れます。
アルペジエーターとGroove-Lock
パターンを作れるアルペジエーターと、Stylus RMXのグルーヴにタイミングを合わせるGroove-Lockがあります。30以上のエフェクトも内蔵しています。単体のアプリには録音の機能もあります。
Omnisphereと連携できる
Omnisphereを持っている人は、TrilianをOmnisphereの中の音源として使えます。Trilian自体にも、Omnisphereのシンセの機能の多くが入っています。Spectrasonicsの音源をまとめて使う人に向いた作りです。
公式動画:SpectrasonicsVIDEO公式YouTubeチャンネル「Trilian Synth Demo (Part 1)」(英語) YouTubeで見る
こんな場面で役立ちます
- ウッドベースで、ジャズやバラードのベースを打ち込む
- シンセベースで、エレクトロの曲の低音を作る
- アルペジエーターで、動きのあるベースのフレーズを作る
項目ごとの評価
ベースラインの作りやすさ:3点/5点
曲に合うベースのフレーズを、早く用意できるかを見ています。
パターンを作れるアルペジエーターと、Stylus RMXのグルーヴに合わせるGroove-Lockがあります。
音色の幅:4点/5点
入っているベースの種類と数を見ています。
アコースティック・エレキ・シンセのベースを、数百のパッチで収録しています。
弾き方の細かさ:3点/5点
指弾き・ピック・スライドなど、弾き方を細かく変えられるかを見ています。
レガートやグライドなどの奏法を細かく収録しています。
点数の付け方(ベース音源)
| 項目 | 使う数値 | 5点 | 4点 | 3点 | 2点 | 1点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ベースラインの作りやすさ | 曲に合うフレーズを手早く用意できるか | 曲のMIDIや音声から、合うベースラインを自動で作れる | 数百の演奏パターンをそのまま使える | 演奏パターンがある(数の記載なし) | パターンの記載なし | — |
| 音色の幅 | 収録しているベースの種類と数 | 20本以上(ウッドベースなども含む) | アコースティック・エレキ・シンセなど複数の種類 | 2〜3本 | 1本 | — |
| 弾き方の細かさ | 奏法や演奏の細部を変えられるか | 奏法に加えて、弦や弾く位置まで変えられる | 指・ピック・スラップなど複数の奏法 | レガートなどの奏法を収録(種類の記載は少ない) | 記載なし | — |
自作曲や歌ってみたのオケに、リアルなベースを手早く入れるという目的に対して、どれだけ優れているかを項目ごとに1〜5点で決めています。点は上の表の条件に当てはめて付け、ランクを出す平均では「ベースラインの作りやすさ」を2倍の重さで数えています。根拠はメーカー公式の情報です。音のリアルさそのものは実際に聞き比べていないため点数には含めません。価格は点数に含めません。メーカーや販売店の説明で確認できない機能は、ないものとして点数を付けています。
Trilianの対応環境と始め方
| 対応OS | Windows 10以降/Mac |
|---|---|
| プラグインの形式 | VST3・VST2・AU・AAX |
| 単体で起動 | あり(録音機能付き) |
| そのほか | 容量34GB。容量が大きいため体験版はない(メーカーの説明) |
メーカー公式ページで2026年9月27日に確認しました。
ほかのベース音源との比較
見出しを押すと並べ替えできます。スマホでは表を横にスクロールできます。
| 製品 | ランク平均点 | ベースラインの作りやすさ | 音色の幅 | 弾き方の細かさ | 価格(店・確認日) |
|---|---|---|---|---|---|
| ToontrackEZbass | S 4.3 | MIDI・音声から自動作成 | 2本 | 指・ピック・スラップ | $179 [公式・10月26日確認] |
| IK MultimediaMODO BASS 2 | A 4.0 | パターン機能 | 22本 | 奏法+弦・弾く位置 | ¥5,231(セール中、通常¥34,850) [PB・10月26日確認] |
| Native InstrumentsPrime Bass | A 3.5 | 355パターン | 1本 | 指・ピック・スラップなど | ¥17,250 [PB・10月26日確認] |
| SpectrasonicsTrilian | B 3.3 | アルペジエーター | アコースティック・エレキ・シンセ | レガート・グライド | $299 [公式・10月26日確認] |
| Ample SoundAmple Bass P | A 3.5 | 数百のリフ | 1本 | 13の奏法 | $119 [公式・10月26日確認] |
| Ample SoundAmple Bass J | A 3.5 | 数百のリフ | 1本 | 13の奏法 | $119 [公式・10月26日確認] |
| Ample SoundAmple Bass Upright | A 3.5 | 数百のリフ | 1本 | 13の奏法 | $149 [公式・10月26日確認] |
| Native InstrumentsIcon Bass | A 3.5 | 208パターン | 1本 | 指・ピック・スラップなど | $99 [公式・10月26日確認] |
| Native InstrumentsJam Bass | A 3.5 | 283パターン | 1本 | 指・ピック・スラップなど | $99 [公式・10月26日確認] |
| Native InstrumentsSession Bassist Upright | A 3.5 | 224パターン | 1本 | オープン・ミュート・弓弾きなど | $99 [公式・10月26日確認] |
機能は2026年9月25日に各メーカーの公式サイトで確認。価格は購入ボタンの先の販売ページで確認してください。
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