Wavesのラウドネスメーター「WLM Plus」は、ITU・EBU・ATSCの規格に合わせたラウドネス(人が感じる音の大きさ)を測るWavesのメーターです。トゥルーピーク(書き出しや配信の変換で起きる音割れの目安)のリミッターとゲインのトリムも付いていて、測ったあとに音量を整えられます。
ラウドネスメーターは、曲の「聞こえる音量」を測る道具です。YouTubeやSpotifyなどの配信サービスの音量の目安に合っているかを確認するのに使います。
この記事では、ラウドネスメーター10製品と比べて、目的に対してどれだけ優れているかを3つの項目で評価しています。根拠はメーカー公式の情報です。
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図:SoundBounty
結論
WLM Plusは、ラウドネスメーター10製品の中でランクBです。ランクはS・A・B・Cの4段階で、Bは上から3番目にあたります。項目ごとの点数(5点満点)を平均すると3.0点です(目的にとって大事な1項目は、2倍の重みをつけた平均です)。
得意なこと
- 測れる数値(4点):音量に関する数値を幅広く測れます。
注意したいこと
- 問題の見つけやすさ(2点):音量を測ることが中心です。
こんな方にオススメ:ミックスや書き出しの音量を測って、規格に合わせて整えたい人。
WLM Plusの主な特徴
規格に合わせて測る
ラウドネスメーターは、曲の聞こえ方の大きさ(ラウドネス、単位はLUFS)などを測って、配信や放送の基準に合っているかを確かめる道具です。WLM Plusは、ITU・EBU・ATSCの規格に合うように測れると、メーカーは説明しています。
いろいろな読み値
瞬間・短時間・長時間のLUFS、トゥルーピーク、ダイナミックレンジの目安になるLUを表示します。5種類の瞬間値のスケール、5種類の重みづけ、ハイパス・ローパスのフィルターも選べます。
リミッターとトリム
トゥルーピークのリミッターとゲインのトリムが付いていて、測った結果に合わせて出力の音量を整えられます。結果を記録することもできます。
こんな場面で役立ちます
- 書き出す前に、ラウドネスとトゥルーピークを確かめる
- 規格に合わせて、出力のゲインを整える
- 測った結果を記録して、曲ごとに比べる
項目ごとの評価
配信向けの確認:3点/5点
配信サービスごとの目安に合っているかを確認できるかを見ています。
ITU・EBU・ATSCの規格に合わせて測れます。
測れる数値:4点/5点
音量・音量の幅・音割れの危険(トゥルーピーク)など、いくつの数値を測れるかを見ています。
瞬間・短時間・長時間のLUFS、トゥルーピーク、ダイナミックレンジの目安になるLUを測れます。
問題の見つけやすさ:2点/5点
音量以外の問題(音のバランスなど)を見つけて教えてくれるかを見ています。
トゥルーピークのリミッターとゲインのトリムは付いています。
「問題の見つけやすさ」を重視するなら、EXPOSE 2(5点)が向いています。
点数の付け方(ラウドネスメーター)
| 項目 | 使う数値 | 5点 | 4点 | 3点 | 2点 | 1点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 配信向けの確認 | 配信サービスに合わせた確認ができるか | 配信サービスごとの目安に加えて、音量の自動調整や音声圧縮での聞こえ方を試聴できる | 配信サービスごとの目安(プリセット)がある | 放送規格などの基準プリセットがある | 数値を測るだけ | — |
| 測れる数値 | ラウドネス・ラウドネスレンジ・トゥルーピーク・PLRやダイナミックレンジのうち、いくつ測れるか | 4つすべて | 3つ | 2つ | 1つ | — |
| 問題の見つけやすさ | 音量以外の分析と助言 | 3種類以上の分析に加えて、直し方の助言が出る | 3種類以上(音の広がり・周波数の分布・ダイナミクスなど) | 1〜2種類 | 音量以外の分析はない | — |
歌ってみたや自作曲を、配信サービスに合った音量で出せるように確認するという目的に対して、どれだけ優れているかを項目ごとに1〜5点で決めています。点は上の表の条件に当てはめて付け、ランクを出す平均では「配信向けの確認」を2倍の重さで数えています。根拠はメーカー公式の情報で、公式ページで確認できなかった機能は「ない」として扱っています。測定の正確さは実際に試していないため点数には含めません。価格は点数に含めません。メーカーや販売店の説明で確認できない機能は、ないものとして点数を付けています。 表の「OBS(配信)」は、配信ソフトOBS Studioで使えるVST2形式が公式ページに書かれているか(○)です。OBSはVST3形式に対応していません。点数には含めていません。
WLM Plusの対応環境と始め方
| 対応OS | Windows 10以降/Mac(Monterey 12〜Sequoia 15) |
|---|---|
| プラグインの形式 | VST・AAX・AU(Windowsは VST・AAX) |
| OBS(配信) | 未確認 |
メーカー公式ページで2026年10月17日に確認しました。配信ソフトOBSでの使い方は「OBSでVST3プラグインを使うには?」で解説しています。
ほかのラウドネスメーターとの比較
見出しを押すと並べ替えできます。スマホでは表を横にスクロールできます。
| 製品 | ランク平均点 | 配信向けの確認 | 測れる数値 | 問題の見つけやすさ | 無料 | OBS(配信) | 価格(店・確認日) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| YouleanYoulean Loudness Meter | A 4.0 | 配信向けプリセット | 4つすべて | ダイナミクス | 無料 | ○ | $39(セール中、通常$49) [公式・10月26日確認] |
| iZotopeInsight 2 | A 3.8 | 配信の目安 | LUFS・LRA | 広がり・スペクトル・明瞭度 | — | ○ | ¥34,680 [PB・10月26日確認] |
| NUGEN AudioMasterCheck | A 4.0 | 自動調整と圧縮を試聴 | LUFS・TP・PLR | 音量が中心 | — | ×(VST3のみ) | $249 [公式・10月26日確認] |
| MeldaProductionMLoudnessAnalyzer | C 2.3 | 測るだけ | LUFS・LRA | なし | 無料 | ○ | 記載なし |
| Mastering The MixLEVELS | S 4.3 | 配信向けプリセット | 4つすべて | 広がり・低音・ダイナミクス | — | ×(VST3のみ) | ¥11,670 [PB・10月26日確認] |
| Mastering The MixEXPOSE 2 | S 4.5 | 出す先を選べる | 4つすべて | 分析+直し方の助言 | — | ×(単体アプリのみ) | ¥11,670 [PB・10月26日確認] |
| WavesWLM Plus | B 3.0 | 放送規格に対応 | LUFS・TP・LU | なし | — | 未確認 | 記載なし |
| MeterPlugsLoudness Penalty 2 | A 4.0 | 自動調整を試聴 | LUFS・TP・LRA | なし | — | 未確認 | $49 [公式・10月26日確認] |
| Signum AudioBUTE Loudness Analyser 2 | B 3.3 | 配信サービスのプリセット | LUFS・TP | なし | — | 未確認 | 約$92.27 [公式・10月26日確認] |
| NUGEN AudioVisLM | B 2.8 | 放送規格に対応 | LUFS・TP | なし | — | 未確認 | $499 [公式・10月26日確認] |
機能は2026年9月25日に各メーカーの公式サイトで確認。価格は購入ボタンの先の販売ページで確認してください。
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