DTMを始めるのに必要なものリスト 予算3万/8万/16万円の最小構成

DTMを始めるのに必要なものリスト 予算3万/8万/16万円の最小構成

DTMを始めたいけれど何から買えばいいかわからない、という人向けに、最低限そろえたい機材を「必須」「あると便利」に分けて整理しました。あわせて、2026年10月19日時点で楽天市場で買える製品をもとに、約3万円/約8万円/約16万円の3つの予算での最小構成の例を紹介します。表に含まれる機材のうち、すでに持っているものがあれば、その分は予算から差し引いて考えてください(パソコンの代金は含まれていません)。

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格は記事の確認日時点のもので、変動する場合があります。

目次

DTMを始めるのに必要なもの一覧

DTMを始めるのに必要なものの図
図:SoundBounty

必須:パソコン

DTMは基本的にパソコン上のDAW(制作ソフト)で作業します。新たに買う場合の細かい選び方は本記事の範囲外ですが、目安として、DAWの一つであるCubase 15の公式動作環境では、メモリ8GB以上、ディスクの空き容量はすべて入れると84GB(最小限の構成なら1.5GB)とされています(2026年10月19日確認)。すでに数年以内に買った一般的なノートPC・デスクトップPCがあれば、多くの場合はそのまま使い始められます。買い替えを検討する場合は、メモリ16GB以上、SSD搭載のモデルを選んでおくと余裕が持てます。

必須:DAW(制作ソフト)

DAWは曲を作るための土台となるソフトです。無料で使えるDAWも複数あり、比較は別記事「無料で使えるDAW比較」にまとめています。有料DAWを最初から使いたい場合でも、後述するオーディオインターフェースの多くには簡易版のDAWが付属するため、追加費用なしで制作を始められることがあります。

ほぼ必須:オーディオインターフェース

パソコン内蔵のマイク端子・イヤホン端子だけでも音は出せますが、マイクや楽器をきれいに録音したい、レイテンシー(音の遅れ)を抑えてモニターしたい場合はオーディオインターフェースが必要です。詳しい選び方は「オーディオインターフェースの選び方ガイド」で解説しています。

あると便利:モニターヘッドホン

スピーカーを大きな音で鳴らせない環境では、モニターヘッドホンが制作の中心になります。密閉型・開放型の違いなどは「モニターヘッドホンの選び方ガイド」で解説しています。

歌や生楽器を録るなら:コンデンサーマイク

打ち込み中心なら後回しでも構いませんが、歌ってみたやアコースティック楽器を録りたい場合はコンデンサーマイクが必要です。USBマイクとXLRマイクの違いは「コンデンサーマイクの選び方ガイド」にまとめています。

打ち込みをするなら:MIDIキーボード

マウスだけでもメロディやコードの打ち込みはできますが、鍵盤で弾きながら入力したい場合はMIDIキーボードがあると効率が上がります。最初の1台は、パソコンのUSBポートから電源を取れるバスパワー駆動の25〜49鍵モデルで十分です。

予算別・最小構成の例

価格は2026年10月19日に楽天市場で確認した、新品で型番が一致する出品のうちいちばん安い価格(税込・送料は店舗により異なる)です。どの構成にもパソコンは含まれていません(手持ちのパソコンを使う想定です)。合計は、表に載せた機材だけの金額です。マイクケーブルなどは、付属品を確かめて、足りなければ別に用意してください。

約3万円:まず音を出して触ってみる

用途製品価格(楽天市場・2026/10/19確認)
DAW無料DAW、またはUR12MK3付属のCubase AI0円
オーディオインターフェースYamaha UR12MK316,131円
ヘッドホンAKG K240 MKII14,520円

合計約30,651円。UR12MK3にはマイク入力とギター入力が1系統ずつあり、Cubase AIも付属するため、この2点で、打ち込みは始められます。ギターならそのままつないで録れます。歌を録るにはマイクとマイクケーブルが別に必要です。マイクやMIDIキーボードは、必要になった時点で追加するのがおすすめです。

約8万円:録音・配信も視野に入れる

用途製品価格(楽天市場・2026/10/19確認)
オーディオインターフェースFocusrite Scarlett 2i2 4th Gen28,600円
ヘッドホンSONY MDR-CD900ST23,650円
コンデンサーマイクaudio-technica AT2020(XLR)13,200円
MIDIキーボードM-AUDIO Keystation 49 MK313,080円

合計約78,530円。マイクプリを2基備えたScarlett 2i2 4th Genに、録音用途で定番のMDR-CD900ST、入門用のXLRマイクAT2020、49鍵のMIDIキーボードを組み合わせた構成です。歌ってみたの録音、弾き語り、簡単な打ち込みまで一通りこなせます。Scarlettシリーズは購入特典として複数のDAWから選んでダウンロードできる仕組みがあるため、対象DAWは購入前に公式サイトで確認してください。

約16万円:かけ録り・本格的な音質を目指す

用途製品価格(楽天市場・2026/10/19確認)
オーディオインターフェースUniversal Audio Apollo Solo USB Heritage Edition118,800円
ヘッドホンSONY MDR-M132,980円
コンデンサーマイクaudio-technica AT2020(XLR)13,200円

合計約164,980円。Apollo Solo USB Heritage Editionは内蔵DSPでコンプやプリアンプのエミュレーションをかけながら録音できるモデルですが、USB版はWindows 10/11専用でmacOS非対応のため、Macユーザーは別モデルを検討してください(代替候補は「オーディオインターフェースの選び方ガイド」で紹介しています)。予算に余裕があれば、ここにMIDIキーボード(Novation Launchkey Mini 25 MK4、楽天市場で17,200円)を追加すると打ち込み環境も整います。

掲載製品の購入ページ

何から買うべきか迷ったら

優先順位に迷ったら、①無料DAWでまず操作に慣れる→②オーディオインターフェースとヘッドホンで音質と操作性を上げる→③制作スタイルに応じてマイクかMIDIキーボードを追加、という順番がおすすめです。歌や弾き語りが中心ならマイクを、打ち込みでの作曲が中心ならMIDIキーボードを先に買うと、実際の制作にすぐ活きてきます。

よくある質問

Q. スマホやタブレットだけでDTMはできる?

無料・有料のモバイル向けDAWアプリもあり、簡単な打ち込みは可能です。ただし、複数のプラグインを使ったミックスや、外部マイク・楽器を使った本格的な録音には、パソコン版DAWとオーディオインターフェースの組み合わせのほうが向いています。

Q. 最初にお金をかけるべきなのはどこ?

制作スタイルによりますが、迷ったら「パソコンで安定して動くこと」を最優先にし、次にオーディオインターフェース、最後にマイクやMIDIキーボードといった周辺機材の順で予算を配分すると失敗しにくいとされています。ヘッドホンやマイクは後から買い替えても、それまでの制作データが無駄になることはありません。

Q. 中古やアウトレット品を買っても大丈夫?

オーディオインターフェースやMIDIキーボードは、型落ちモデルやアウトレット品でも十分に使えることがあります。ただし保証期間やドライバのサポート状況は、新品と異なる場合があるため、購入前にショップや販売店の保証条件を確認しましょう。

まとめ

DTMを始めるのに最低限必要なのはパソコンとDAWで、次に優先したいのがオーディオインターフェースです。そこにヘッドホン、必要に応じてマイクやMIDIキーボードを加えていくと、無理なく環境を広げられます。約3万円ならUR12MK3とヘッドホンだけのシンプル構成、約8万円ならマイクとMIDIキーボードまで含めた録音・打ち込み両対応の構成、約16万円ならDSP内蔵のApollo Soloで本格的なかけ録りを狙う構成が一つの目安です。価格は変動するため、購入前に各ショップの最新価格を確認してください。

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