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3Dioの「Free Space」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。
The FS binaural microphone is also the most affordable, high-quality binaural microphone on the market.
—— 3Dio公式サイトより(原文)
Free Spaceはどんな製品?
Free Space は、人の耳の形をしたシリコン製の耳型に、マイクカプセルを1つずつ入れたステレオのバイノーラルマイクです。公式はASMR、VR、フィールド録音、スタジオでの利用を想定しています。3Dioの中では、入り口に当たるモデルです。
カプセルは、そろえた高感度の無指向性エレクトレット・コンデンサーです。左右の耳で拾った音をそのまま2チャンネルで出力するため、ヘッドホンで聴くと立体感のある再生になります。
出力は3.5mmのTRSステレオ(マイクレベル、アンバランス)です。公式によると、マイクレベルのため、プリアンプを備えたレコーダーかプリアンプが必要です。本体内の9Vアルカリ電池で動き、連続300時間以上とされています。
同じシリーズには、XLR出力を持つ Free Space XLR と、DPAカプセルを使う Free Space Pro II があります。ここで紹介する Free Space は、3.5mm出力のみのシンプルな構成です。
Free Spaceは、人の耳の形をした部分に無指向性のエレクトレット・コンデンサーカプセルを左右1つずつ収めたバイノーラルマイクです。公式はASMR、VR、フィールド録音、スタジオ用途を挙げています。
出力は3.5mmステレオのマイクレベルで、2系統の1/4インチTS入力にも使えると書かれています。プリアンプを備えた機器につなぐ必要があります。
耳型とカプセル
人の耳の形をした耳型の、耳の奥にカプセルが入っています。カプセルは直径10mmの無指向性エレクトレット・コンデンサーです。耳元で聞くような音の定位を録りたい時に向いているかもしれません。
3.5mmステレオ出力
出力は3.5mmのTRSで、2本の1/4インチTS入力につなげる分岐ケーブルが付属します。マイクレベルの信号なので、プリアンプのあるレコーダーやインターフェースにつなぎます。
電池駆動
本体内の9Vアルカリ電池で動き、電源スイッチを入れた状態で連続300時間以上とされています。ファンタム電源がない場所でも使えるため、持ち歩いての録音で扱いやすいかもしれません。
低域ロールオフスイッチ
160Hzを折れ点にした低域ロールオフのスイッチがあります。風や机の揺れなど、低い音を抑えたい時に使えます。
マウント
外せる5/8インチのスタンドアダプターと、1/4インチ-20のネジ穴があります。ホットシュー用アダプター、三脚、グリップなどに取り付けられます。
持ち運び
ハードシェルのキャリングケースとシリコン製の耳が付属します。公式は、風にもある程度対応でき、ウィンドスクリーンなしでも使える場面があるとしています。
電池駆動のカプセル
あらかじめ入っている9V電池でカプセルが動きます。電源スイッチがONのときだけ電池を使い、新品の電池で300時間以上もつと公式に書かれています。
低域ロールオフスイッチ
160 Hzを折れ点とするロールオフのスイッチがあります。風や机の振動など、低い音を抑えたいときに使えるかもしれません。
スタンドや三脚に付く
5/8インチのスタンド用アダプターが付き、底面の1/4インチ-20ネジで三脚やホットシューアダプターにも取り付けられます。
仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 指向性 | 無指向性 |
| 周波数特性 | 60Hz〜20kHz |
| 感度 | -28dB±3dB(1kHz) |
| S/N比 | 80dB(1kHz) |
| 最大音圧 | 122dB(一般値、1kHz、歪み3%) |
| 出力インピーダンス | 2.4kΩ±30%(1kHz) |
| 動作電圧 | 5V(3〜10V) |
| カプセル径 | 10mm |
| 出力 | 3.5mm TRSステレオ(アンバランス) |
| 寸法 | 190×110×110mm |
| 重量 | 680g |
| 電池 | 9V(出荷時に装着) |
| 電池寿命 | 300時間以上(新品、スイッチON時) |
入っているもの・動作環境
- 1.5m 3.5mm TRS – 2本の1/4インチ分岐ケーブル
- ハードシェルのキャリングケース
- 1/4インチ-20 – 5/8インチ-27 スタンド用アダプター
- 印刷版の取扱説明書
- シリコン製の耳
使い方
- 9V電池が入っていることを確認します。
- マイクをスタンドか三脚に取り付けます。
- 付属の分岐ケーブルで、マイクの3.5mm出力をレコーダーの左右の入力につなぎます。
- マイクの電源スイッチをオンにします。
- レコーダー側でマイクプリのゲインを上げます。マイクレベルなので、プリアンプが必要です。
- 風や机の振動が気になる時は、低域ロールオフをオンにします。
- 試し録りをして、ヘッドホンで定位と音量を確認します。
- 使い終わったら電源をオフにして、電池を長持ちさせます。
ASMR
公式がASMR向けとして案内している製品です。耳元で囁くような作品の録音の入り口になるかもしれません。
VR・立体音響の素材
左右の耳の位置で録れるため、VR向けの環境音の素材づくりに使えるかもしれません。
フィールド録音
電池で動き、ファンタム電源が要らない構成なので、ポータブルレコーダーと組み合わせた野外録音に向くかもしれません。
スタジオでの実験的な録音
空間の響きを録る用途で、通常のステレオマイクとの違いを試したい時に使えるかもしれません。
こんな人におすすめ
- 初めてバイノーラルマイクを試したい人
- ポータブルレコーダーを持っていてASMRを録りたい人
- VRや立体音響の素材を作りたい人
使う前に知っておきたい点
- 出力はマイクレベルのため、プリアンプを備えた機器が必要です。
- 出力は3.5mmのみで、XLR出力はありません(XLR出力は Free Space XLR)。
- 海外販売のため、輸入関税やVATがかかる場合があります(公式の注記)。
- 電源スイッチをOFFにし忘れると電池が減るため、使い終わったらOFFにするのが安心です。
似た製品との違い
どちらがよいかは決めず、公式ページの数字を並べています。
3Dio Free Space XLR
Free Space は出力が3.5mm TRSのみで重量680g、Free Space XLR は3.5mmに加えて3ピンXLR×2を備え、重量755gです。周波数特性(60Hz〜20kHz)、感度、最大音圧の数字は公式ページ上で同じです。
価格
$449(3Dio公式サイト、2026-10-27確認)。地域やキャンペーンで変わることがあるため、購入前に公式ページで確かめてください。
出典:3diosound.com(2026-10-27確認)

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