ZOOM「H5studio」とは?特徴・使い方・おすすめの人

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用している場合があります。価格は確認日時点のもので、変動する場合があります。

ZOOMの「H5studio」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。

The H5studio was made for seamless and professional production.

—— ZOOM公式サイトより(原文)

目次

H5studioはどんな製品?

H5studio は ZOOM のハンディレコーダーで、スタジオクラスの録音を持ち運んで行うことを狙った製品です。公式は、19.4mmの大口径XYステレオマイク、Fシリーズのプリアンプ、32bitフロート録音を特長に挙げています。映像制作や音楽制作に携わる人を想定した作りです。

内蔵のXYマイクは、最大音圧140dB SPL、ダイナミックレンジ123dBとされています。2系統のXLR/TRS入力はFシリーズと同じプリアンプで、等価入力ノイズは-127dBu、デュアルADと32bitフロートの組み合わせで132dBのダイナミックレンジをうたっています。

録音は44.1〜192kHz、16/24bitまたは32bitフロートのWAVで、最大6トラック(個別4トラック+ステレオミックス。ステレオミックスは96kHzのみ)を同時に録れます。専用のゲインノブがあり、32bitフロートの余裕と、ゲイン調整による固定ビット録音の両方の使い方に対応します。

USBでは4イン/2アウトのオーディオインターフェースになり、配信しながらmicroSDにバックアップ録音もできます。カプセル交換システム3.0に対応し、EXH-6e(XLR入力拡張)やSSH-6e(MSショットガン)などのカプセルを付け替えられます。

19.4mmの大口径XYステレオマイク

付属のXYカプセルは大口径のダイヤフラムを使い、140dB SPLまでの音圧に対応します。大きな音を録る場面や、ナレーションと環境音を一緒に収める使い方が考えられます。

Fシリーズのプリアンプと32bitフロート

XLR/TRS入力は等価入力ノイズ-127dBuのプリアンプで、デュアルADと32bitフロートを組み合わせています。音量の読みが難しい現場で、録音後に調整する余裕を持たせたいときに役立ちます。

専用ゲインノブと3つの録音形式

専用のノブでゲインを調整でき、32bitフロート、16bit、24bitを使い分けられます。録音後の処理を前提にするか、そのまま使える固定ビットにするかを選べます。

最大6トラック同時録音

個別4トラックにステレオミックスを加えた6トラックを同時に録れます。ステレオミックスは96kHzでのみ使えます。インタビューの複数人録音や、複数マイクの同時録音に向きます。

Advancedリミッター

ピークを先読みするリミッターで、過大入力による歪みを抑える設計とされています。想定外に大きな音が入る録音で保険になります。

4イン/2アウトのUSBオーディオインターフェース

Mac、Windows、iOS、Androidで使え、32bitフロートと16/24bitに対応します。ライブ配信をしながらmicroSDにバックアップを録る使い方が紹介されています。

モノラルモードとアクセシビリティ

インタビュー、ナレーション、ボーカル向けのモノラルモードがあります。音声ガイドは7言語に対応し、内蔵スピーカーやヘッドホンから聞けます。

仕様

項目内容
内蔵マイクXYH-5s、90度XY、単一指向性、感度-41dB/Pa(1kHz)、最大音圧140dB SPL
入力XLR/TRSコンボ×2(ファンタム電源+48V)、入力ゲイン -∞〜+60dB、等価入力ノイズ -127dBu以下(IHF-A)、MIC最大入力 +4dBu/LINE +24dBu
録音形式WAV 44.1/48/96/192kHz、16/24bit/32bitフロート、BWF/iXML対応
最大同時録音/再生トラック6/4
記録メディアmicroSDHC/microSDXC(最大2TB対応と公式表示、別売)
ディスプレイ2.00インチ フルカラーLCD(320×240)
USBUSB Type-C、USB2.0 High Speed、4イン/2アウト(マルチ)、2イン/2アウト(ステレオ)
出力LINE OUT ステレオミニ(最大+1dBu)、ヘッドホン 20mW+20mW(32Ω)
内蔵スピーカー20×30mm楕円型、最大250mW
電源単3×4(アルカリ・リチウム・ニッケル水素)、ACアダプターAD-17、USBバス電源
連続動作時間(目安、2トラック)アルカリ約15時間、リチウム約21時間、ニッケル水素約13時間
寸法86.0(W)×206.0(D)×54.6(H)mm
質量410g(電池含む)

入っているもの・動作環境

  • H5studio本体
  • XYH-5s XYステレオマイクカプセル(本体に装着)
  • 別売:アクセサリパック APH-5s(シェルケース、ヘアリーウィンドスクリーン、ACアダプター、USB-Cケーブル)
  • 別売:EXH-6e、SSH-6e、TCA-1、BTA-1、AD-17

使い方

  1. 単3電池4本を入れ、microSDカードを挿して電源を入れます。
  2. 録音形式(32bitフロートか16/24bit)とサンプリング周波数を選びます。
  3. マイクを使うなら、XYカプセルの向きを音源に向けます。
  4. 外部マイクやラインをXLR/TRS端子につなぎ、必要ならファンタム電源を入れます。
  5. 専用のゲインノブでレベルを調整し、ディスプレイの波形とメーターで確認します。
  6. 録音ボタンを押して録音し、ヘッドホンで聞き返します。
  7. インタビューやナレーションにはモノラルモードを使うこともできます。
  8. USBでつないで、配信用のオーディオインターフェースとして使うこともできます。

ナレーション・インタビュー

モノラルモードとXLR入力を使い、1人または複数人の声を録る使い方が考えられます。

映像の同録

LINE OUTでカメラへ音声を送りながら録る、録音開始トーンで映像と音声の位置を合わせる、といった使い方が考えられます。

歌の録音スケッチ

内蔵のXYマイクでボーカルや楽器のアイデアを手軽に録り、あとでDAWに取り込む使い方もできそうです。

配信とバックアップ録音

USBオーディオインターフェースとして配信に使いつつ、microSDにも同時に録ってバックアップにするのに向くかもしれません。

こんな人におすすめ

  • ナレーションやインタビューを高い余裕で録りたい人
  • 映像制作で、カメラ用の音声を別に録りたい人
  • XLRマイクを2本以上つなげるハンディレコーダーを探している人
  • 配信しながらバックアップも録りたい人

使う前に知っておきたい点

  • 32bitフロートで録った音は、書き出しやノーマライズなどの後処理を前提にする使い方があります。
  • ステレオミックスの同時録音は96kHzでのみ使えます。
  • microSDカード、アクセサリパック、タイムコードアダプターTCA-1、Bluetoothアダプター BTA-1は別売です。
  • 電池の持続時間は条件で大きく変わります。公式ページの記載にも違いがあります。

似た製品との違い

どちらがよいかは決めず、公式ページの数字を並べています。

TASCAM DR-40X

H5studioは最大192kHzのWAV(16/24bit/32bitフロート)で最大6トラック、等価入力ノイズ-127dBu以下をうたいます。DR-40Xは最大96kHzのWAV/BWF(16/24bit)で4チャンネルです。H5studioは単3形4本で410g、DR-40Xは単3形3本で213gです。

価格

価格は、公式ページでご確認ください。

ZOOMの製品ページでH5studioを見る

出典:zoomcorp.com tascam.com(2026-10-27確認)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次