ラウドネスメーターのおすすめ10選|宅録・DTM向けに目的別で比較【2026年】

ラウドネスメーターは、曲が人の耳にどれくらいの音量で聞こえるか(ラウドネス、単位はLUFS)を測る道具です。

YouTubeやSpotifyなどの配信サービスは、曲ごとの音量をそろえるために自動で音量を調整します。上げすぎた曲は下げられてしまうので、歌ってみたや自作曲を出す前にラウドネスを測っておくと安心です。

この一覧は、ラウドネスメーター10製品を配信向けの確認・測れる数値・問題の見つけやすさの3項目で比べたものです。点は「目的に対してどれだけ優れているか」を項目ごとの条件に当てはめて決めていて、根拠はメーカー公式の情報です。価格は点数に含めていません。

※本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。価格は確認日時点のもので、変動する場合があります。

目的別のおすすめ

  • 無料で始めたいなら:Youlean Loudness Meter(ランクA)— 無料版でもラウドネス・トゥルーピークなど主な数値を測れます。
  • 書き出した曲をまとめてチェックしたいなら:EXPOSE 2(ランクS)— ファイルを落とすだけで分析し、直し方の助言も出ます。
  • ミックス中に配信の目安と比べたいなら:LEVELS(ランクS)— 配信サービスのプリセットと、目安を外れたときの表示があります。
  • 配信で実際にどう聞こえるか試したいなら:MasterCheck(ランクA)— 音量の自動調整と音声圧縮の影響を試聴できます。

ランクのティアリスト

ランクは、メーカー公式の機能・仕様をもとにした評価で、音質の優劣ではありません。同じ段の中は、点数の高い順です。根拠は評価の付け方にあります。

評価項目ごとのティア表

総合のランクが同じでも、項目ごとに強みは違います。表の見出しを押すと、その項目のランクが高い順に並べ替えられるので、ほしい機能で選ぶときに使ってください。

製品総合配信向けの確認配信サービスに合わせた確認ができるか測れる数値ラウドネス・ラウドネスレンジ・トゥルーピーク・PLRやダイナミックレンジのうち、いくつ測れるか問題の見つけやすさ音量以外の分析と助言
Mastering The MixEXPOSE 2S4.5A出す先を選べるS4つすべてS分析+直し方の助言
Mastering The MixLEVELSS4.3A配信向けプリセットS4つすべてA広がり・低音・ダイナミクス
YouleanYoulean Loudness MeterA4.0A配信向けプリセットS4つすべてBダイナミクス
NUGEN AudioMasterCheckA4.0S自動調整と圧縮を試聴ALUFS・TP・PLRC音量が中心
MeterPlugsLoudness Penalty 2A4.0S自動調整を試聴ALUFS・TP・LRACなし
iZotopeInsight 2A3.8A配信の目安BLUFS・LRAA広がり・スペクトル・明瞭度
Signum AudioBUTE Loudness Analyser 2B3.3A配信サービスのプリセットBLUFS・TPCなし
WavesWLM PlusB3.0B放送規格に対応ALUFS・TP・LUCなし
NUGEN AudioVisLMB2.8B放送規格に対応BLUFS・TPCなし
MeldaProductionMLoudnessAnalyzerC2.3C測るだけBLUFS・LRACなし

列の見出しを押すと、その項目で並べ替えられます(もう一度押すと逆順)。各マスは、その項目の点(1〜5点)を、5点=S・4点=A・3点=B・2点以下=Cで表したものです。「—」は点のない項目です。メーカー公式の機能・仕様での評価で、音質の優劣ではありません。点の付け方は評価の付け方にあります。

点数順の主な製品

この比較で点数が高い順に、最大9製品(シリーズは1つにまとめています)を並べています。画像はメーカー公式のプレス用画像で、ない製品は製品名のカードを表示しています。全体の順位とランクの根拠は、下のティア表と各製品のページにあります。

無料ではじめるラウドネスメーター

お金をかけずに試したい方や、はじめての1本を探している方は、無料で使える製品から始められます。無料の範囲や条件は、各製品のページで確認してください。

  • Youlean Loudness Meter(ランクA・無料版あり、有料版はPlugin Boutiqueでの取り扱いなし):まず無料で配信向けの音量を測り始めたい人。
  • MLoudnessAnalyzer(ランクC・無料、MFreeFXBundleに収録):無料で、基本的なラウドネスの数値だけ確認できればいい人。
S4.2点以上A3.4点以上B2.6点以上C2.6点未満点数の付け方

ラウドネスメーターの選び方

ラウドネスメーターの役割の図
図:SoundBounty

配信サービスの目安が分かるか

配信サービスごとの目安(プリセット)があるメーターなら、自分の曲がその目安に合っているかをすぐ確認できます。

測れる数値

曲全体のラウドネス(LUFS)に加えて、音割れの目安になるトゥルーピーク、曲の中の音量差(ラウドネスレンジ)などを測れると、問題に気づきやすくなります。

ミックス中に使うか、書き出した曲を確認するか

DAWのプラグインとしてミックス中に見るタイプと、書き出したファイルをまとめて分析するタイプがあります。作業の流れに合うものを選んでください。

使い方は「歌ってみたの音量(ラウドネス)の基本」で解説しています。

製品ごとのひとこと

EXPOSE 2(ランクS)

曲のファイルを画面に落とすだけで、ラウドネス・ピーク・音の広がりと位相・ダイナミックレンジを分析するアプリです(DAWのプラグインではなく単体のアプリ)。SpotifyやYouTubeなど出す先を選べ、参考曲と音のバランスを比べたり、問題の直し方の助言を表示したりできます。書き出した曲を、配信に出す前にまとめてチェックしたい人に向いています。

Mastering The Mix EXPOSE 2の画面

LEVELS(ランクS)

配信サービスや放送の目安をプリセットで選び、ラウドネス・トゥルーピーク・ラウドネスレンジ・ダイナミックレンジを確認できるメーターです。音の広がりや低音の量(Bass Space)も表示し、目安を外れると分かるようになっています。配信向けの目安に合っているかを、ひと目で確認したい人に向いています。

Mastering The Mix LEVELSの画面

Youlean Loudness Meter(ランクA)

ITU-R BS.1770に沿って、曲の聞こえ方の音量(ラウドネス)を測るメーターです。無料版でもラウドネス・トゥルーピーク・ラウドネスレンジ・PLR・ダイナミックレンジを表示でき、PRO版ではSpotifyやYouTubeなどの配信向けプリセット、ダイナミクスのグラフ、ファイルを落とすだけの分析が加わります。まず無料で配信向けの音量を測り始めたい人に向いています。

Youlean Loudness Meter 2 PROの画面

MasterCheck(ランクA)

配信サービスでの音量の自動調整(ラウドネスノーマライズ)と、音声圧縮(コーデック)で音がどう変わるかを、仕上げの段階で試聴できるプラグインです。ラウドネス・トゥルーピーク・PLRなども測れます。配信サービスで実際にどう聞こえるかを、出す前に確かめたい人に向いています。

NUGEN Audio MasterCheckの画面
画像:NUGEN Audio公式サイトの製品画像より

Loudness Penalty 2(ランクA)

YouTube・Spotify・Apple Music・Amazon Music・TIDAL・Deezer・Pandoraで、曲の音量がどれだけ下げられるかを表示するメーターです。Spotifyの「Loud」モードのリミッターを再現して試聴できます。配信サービスで音量を下げられるかを、DAWの中で確かめたい人に向いています。

Insight 2(ランクA)

ラウドネスのほか、音の広がり(位相)、スペクトログラム、セリフの聞き取りやすさなどを測れるメーターのセットです。業界標準のラウドネス規格のプロファイルを持ち、7.1.2のAtmosまで対応しています。音量だけでなく、ミックス全体をいろいろな角度から確認したい人に向いています。

iZotope Insight 2の画面

BUTE Loudness Analyser 2(ランクB)

放送・配信・ゲーム向けの規格のプリセットを多く持つ、Signum Audioのラウドネスメーターです。最大10時間のラウドネスの履歴を見られ、DAWでの変更を自動で測り直します。長い音声や、放送・配信の規格に合わせて測りたい人に向いています。

WLM Plus(ランクB)

ITU・EBU・ATSCの規格に合わせたラウドネスを測るWavesのメーターです。トゥルーピークのリミッターとゲインのトリムも付いていて、測ったあとに音量を整えられます。ミックスや書き出しの音量を測って、規格に合わせて整えたい人に向いています。

VisLM(ランクB)

放送・ポスプロ・ゲーム向けの、NUGEN Audioのラウドネスメーターです。国際規格と各国の放送規格、Netflixに対応し、最大24時間分のラウドネスを記録するReMEMという機能があります。放送や映像向けの規格に合わせて、音量を管理したい人に向いています。

MLoudnessAnalyzer(ランクC)

EBU R128とITU-R BS.1770-3に沿ったラウドネスメーターです。ピークメーター、瞬間・短時間・全体のラウドネス、ラウドネスレンジを表示できます。無料で、基本的なラウドネスの数値だけ確認できればいい人に向いています。

MeldaProduction MLoudnessAnalyzerの画面

よくある質問

Q. 無料のラウドネスメーターはありますか?

この比較では、Youlean Loudness Meterの無料版と、MLoudnessAnalyzerが無料です。

Q. LUFSとは?

人の耳に聞こえる音量の大きさを表す単位です。数字が0に近いほど大きく聞こえます。配信サービスは、この値で曲の音量をそろえています。

Q. DAWのメーターでは足りない?

DAWのメーターの多くは瞬間の音の大きさ(ピーク)を表示します。配信の音量を確認するには、ラウドネス(LUFS)を測れるメーターがあると確実です。

点数の付け方

点数の付け方(ラウドネスメーター)
項目使う数値5点4点3点2点1点
配信向けの確認配信サービスに合わせた確認ができるか配信サービスごとの目安に加えて、音量の自動調整や音声圧縮での聞こえ方を試聴できる配信サービスごとの目安(プリセット)がある放送規格などの基準プリセットがある数値を測るだけ—
測れる数値ラウドネス・ラウドネスレンジ・トゥルーピーク・PLRやダイナミックレンジのうち、いくつ測れるか4つすべて3つ2つ1つ—
問題の見つけやすさ音量以外の分析と助言3種類以上の分析に加えて、直し方の助言が出る3種類以上(音の広がり・周波数の分布・ダイナミクスなど)1〜2種類音量以外の分析はない—

歌ってみたや自作曲を、配信サービスに合った音量で出せるように確認するという目的に対して、どれだけ優れているかを項目ごとに1〜5点で決めています。点は上の表の条件に当てはめて付け、ランクを出す平均では「配信向けの確認」を2倍の重さで数えています。根拠はメーカー公式の情報で、公式ページで確認できなかった機能は「ない」として扱っています。測定の正確さは実際に試していないため点数には含めません。価格は点数に含めません。メーカーや販売店の説明で確認できない機能は、ないものとして点数を付けています。 表の「OBS(配信)」は、配信ソフトOBS Studioで使えるVST2形式が公式ページに書かれているか(○)です。OBSはVST3形式に対応していません。点数には含めていません。

点数とランクの考え方は「評価の付け方」にまとめています。製品は順に追加していきます。

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