予算2万・5万・12万円別 宅録オーディオインターフェースの選び方とおすすめ8機種

予算2万・5万・12万円別 宅録オーディオインターフェースの選び方とおすすめ8機種

これから宅録やDTMを始める人が最初に迷うのが、オーディオインターフェース選びです。この記事では、2026年10月19日時点で楽天市場で買える定番モデルを、〜2万円/〜5万円/〜12万円の3つの予算に分けて整理しました。スペック表の読み方と、自分に必要な入出力数の決め方もあわせて解説します。

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格は記事の確認日時点のもので、変動する場合があります。

目次

オーディオインターフェースを選ぶ5つのポイント

1. 同時に録音したい数=入力数で決める

オーディオインターフェースを入力の数で選ぶ図
図:SoundBounty

最初に決めるべきは「同時に何本の音を録るか」です。歌だけ、ギターだけを1本ずつ録るならマイク入力1系統のモデルで足ります。ギターを弾きながら歌う、2人で配信する、キーボードをステレオで録る、といった使い方なら2系統入力のモデルを選びましょう。ドラムを複数のマイクで録るなら、さらに入力が多い上位機が必要になります。

入力端子は「XLR/フォーンのコンボジャック」が主流です。コンデンサーマイクを使うなら+48Vファンタム電源、エレキギターやベースを直接つなぐならHi-Z(インストゥルメント)入力に対応しているかを確認してください。今回紹介する機種はいずれも両方に対応しています。

2. 音質は「ビット数・サンプルレート」だけで判断しない

最近のエントリー機はほとんどが24bit/192kHzなど高い数値に対応しており、この数字だけでは差がつきにくくなっています。比較するなら、メーカーが公表しているダイナミックレンジ(dB)や、マイクプリアンプのゲイン幅とノイズ(EIN)のほうが参考になります。声量の小さいボーカルや、感度の低いダイナミックマイクを使う場合は、ゲイン幅に余裕があるモデルが扱いやすいとされます。

3. 配信もするなら「ループバック」

ループバックは、パソコンで再生している音(BGMやゲーム音)とマイクの声を混ぜて配信ソフトに送る機能です。歌ってみたの配信やポッドキャスト、オンラインレッスンにも使います。今回の8機種は、公式情報でループバックに対応しているモデルが中心です。

4. DAWと付属ソフト

多くの機種にDAWの簡易版が付属します。Yamaha製(UR12MK3・URX22C)はCubase AI、FocusriteはAbleton Live Liteなど、付属DAWがそのまま、はじめの制作環境になります。すでに使いたいDAWが決まっているなら付属ソフトの価値は下がるので、本体の機能で選んで問題ありません。

5. 接続とOS対応

現行機はUSB Type-C接続・USBバスパワー駆動が主流です。iPhone/iPadで使いたい場合は、公式にiOS/iPadOS対応をうたっているか、別途電源付きハブが必要かを確認しましょう。また、後述するApollo Solo USBのようにWindows専用のモデルもあるため、OS対応は必ずチェックしてください。

予算別おすすめ8機種の比較表

価格は2026年10月19日に楽天市場で確認した、新品で型番が一致する出品のうちいちばん安い価格(税込・送料は店舗により異なる)です。

モデル楽天市場の価格(2026/10/19確認)特徴向いている人
Yamaha UR12MK316,131円(楽天市場)マイク入力1+Hi-Z入力1、24bit/192kHz、ループバック、Cubase AI付属。iPhone・iPadにも対応とにかく安く始めたい弾き語り・配信の入門者
Focusrite Scarlett Solo 4th Gen19,800円(楽天市場)マイク入力1+楽器入力1。コンソールのような音を加える2種類のAirモードを搭載ボーカルかギターを1本ずつ録る人
Audient EVO 424,970円(楽天市場)マイクプリ2基、自動でゲインを合わせるSmartgain、ループバックレベル調整に自信がない初心者、2人配信
Focusrite Scarlett 2i2 4th Gen28,600円(楽天市場)マイクプリ2基、Auto Gain/Clip Safe、Airモード、ダイナミックレンジ120dB(公称)弾き語りを2本のマイクで録りたい人
Yamaha URX22C28,600円(楽天市場)DSP内蔵でエフェクトをかけながらモニター可能、32bit/192kHz、Cubase AI付属Cubaseユーザー、かけ録りをしたい人
MOTU M235,970円(楽天市場)ESS Sabre32 Ultra DAC、カラー液晶の入出力メーター、MIDI入出力、ループバック再生音質やメーターの見やすさを重視する人
Solid State Logic SSL 2 MKII38,940円(楽天市場)SSL設計のマイクプリ2基、4Kボタン、32bit/192kHz、ヘッドホン出力2系統SSLらしい質感で録りたい人、2人でモニターする人
Universal Audio Apollo Solo USB Heritage Edition118,800円(楽天市場)DSP(SOLOコア)内蔵、Unisonプリアンプ2基でビンテージ機材のエミュレーションをかけ録り可能。Windows 10/11専用Windowsで本格的なかけ録りをしたい中級者

各製品の販売ページ

予算別の選び方

〜2万円:まずは1〜2系統で十分

今回の8機種でいちばん手頃なYamaha UR12MK3は、マイク1本とギター1本を同時に扱える構成で、ループバックとCubase AIも付属します。2025年10月に発売されたモデルで、Windows・macOSのほかiPhone・iPadにも対応しています。Scarlett Solo 4th Genは入力構成が近く、付属ソフトの違い(Ableton Live Liteなど)で選ぶのも一つの方法です。

予算を少しだけ上げられるなら、Audient EVO 4はマイクプリを2基備え、ボタン操作で入力レベルを自動設定するSmartgainが特徴です。録音レベルの調整に不安がある入門者向けといえます。

〜5万円:2系統マイクプリと「+αの機能」で選ぶ

このクラスは各社の主力が集中しており、どれもマイクプリ2基・ループバック対応です。違いは「+α」の部分にあります。

  • 自動レベル調整が欲しい:Scarlett 2i2 4th Gen(Auto Gain/Clip Safe)
  • かけ録り・Cubase連携:Yamaha URX22C(DSPエフェクト内蔵)
  • メーターの見やすさ・再生音質:MOTU M2(カラー液晶、ESS Sabre32 DAC)
  • 2人で同時モニター・音のキャラクター:SSL 2 MKII(ヘッドホン出力2系統、4Kボタン)

入力がもっと必要なら、マイクプリ2基に加えて光デジタル入力で拡張できるAudient iD14mkII(楽天市場で51,700円、10/19確認)は5万円を少し超えますが、候補になります。

〜12万円:DSPとプリアンプのエミュレーション

12万円前後になると、インターフェース自体にDSPを積み、録音段階でコンプやEQ、ビンテージのプリアンプを再現したエフェクトをかけられるモデルが選択肢に入ります。Apollo Solo USB Heritage Editionは、UAD-2 SOLOコアとUnison対応プリアンプ2基を備え、1176やLA-2A、Pultecなどのプラグインが付属します。ただしUSB版はWindows 10/11専用でmacOS非対応です。Macユーザーは、Thunderbolt接続版のApollo Soloを検討してください。

予算を超えますが、モバイル用途で定評のあるRME Babyface Pro FSは、楽天市場で132,000円(10/19確認)でした。

よくある質問

Q. パソコンのイヤホン端子やUSBマイクでは代わりにならない?

話し声の配信だけならUSBマイクでも十分な場合があります。ただ、ギターやキーボードを録る、XLRマイクを使う、レイテンシー(音の遅れ)を抑えてモニターしたい、といった用途にはオーディオインターフェースが向いています。

Q. 32bitや192kHzに対応していないと音が悪い?

一般的な宅録や配信では、24bit/48kHzで録音するケースが多く、数値の大きさがそのまま音の良さにつながるわけではありません。上で触れたとおり、ダイナミックレンジやマイクプリの性能、使い勝手を優先して選ぶのがおすすめです。

Q. iPhoneやiPadでも使える?

UR12MK3やURX22Cは公式にiPad/iPhone対応をうたっています。MOTU M2はiOSで使う場合、電源付きのハブが必要とされています。機種ごとに条件が違うので、購入前にメーカーの対応表を確認してください。

Q. Steinbergブランドの旧モデル(UR22Cなど)の在庫品は?

旧モデルの在庫品が安く売られていることがあります。新しいYamahaブランドのモデル(UR12MK3・URX22Cなど)とは入出力・付属ソフト・対応OSが違う場合があるので、メーカーの仕様ページで比べてから選びましょう。

まとめ

まずは「同時に録る数」で1系統か2系統かを決め、次にループバック、自動レベル調整、DSPなどの「+α」で絞り込むのが失敗しにくい選び方です。入門なら〜2万円のUR12MK3、2万円台半ばまで広げるならEVO 4、長く使うならScarlett 2i2 4th Gen・URX22C・MOTU M2・SSL 2 MKIIの中から用途に合うものを選ぶとよいでしょう。価格は変動するため、購入前に各ショップの最新価格を確認してください。

機種の数値(マイク入力の静かさ・入出力数・ループバックなど)で候補を絞りたい方は、「オーディオインターフェースの比較(23機種を公式スペックで比較)」もご覧ください。

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