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Audio Easeの「Altiverb 8」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。
Altiverb is a plug-in that makes your audio sound as if it was played back somewhere else, adding the acoustics of existing spaces to your own recordings or to your live audio.
—— Audio Ease公式サイトより(原文)
Altiverb 8はどんな製品?
Altiverbは、Audio Easeが提供する畳み込み(コンボリューション)リバーブです。実在の空間で録ったインパルスレスポンス(IR)を使い、録音に別の場所の響きを足します。公式ページの現行版は Altiverb 8 です。
IRライブラリには、コンサートホール、教会、スタジオ、スコアリングステージ、エコーチェンバー、プレートやスプリングなどの機材リバーブ、さらに浴室や乗り物のようなポスプロ向けの空間まで、実際に録音された数百の空間が含まれます。
Altiverb 8ではApple Silicon対応、Dolby Atmos(最大9.1.6)対応、新しいIRブラウザー、新IRTool、ライセンスのコンピューター認証(iLok USBキー不要)が加わりました。VST3とAUv3版も用意されています。
Regular版はモノ/ステレオ、XL版はモノから9.1.6までの入出力に対応します。同じIRとコントロールを共有し、RegularからXLへは差額でアップグレードできます。
実在の空間を録ったIRライブラリ
シドニー・オペラハウスなどのコンサートホール、教会、スタジオ、スコアリングステージ、洞窟といった実際の空間を録音したIRが入っています。録音に本物の空間の響きを足したい場面で選択肢になるかもしれません。
機材リバーブのIR
EMTプレート、スプリング、480・224・RMX 16・250といったデジタル機材のIRも入っています。往年の機材リバーブの方向性を一つのプラグインで試せるかもしれません。
Decay・Brightness・Damping
Decayは任意のIRに指数的な減衰をかけ、部屋の性格を保ちつつ残響時間を短くできます。Brightnessは合成リバーブを重ねて高域を補い、Dampingは三つの帯域ごとに残響の長さを調整します。
ステージポジショニング
モノ/ステレオ入力時に、仮想ステージ上でスピーカー位置を動かせます。オーケストラの各パートを個別の位置に置くような使い方が公式で紹介されています。
Dolby Atmos対応(XL)
XL版は最大9.1.6の入出力に対応し、主要な音楽空間のIRはAtmos用に拡張されています。立体音響のミックスや映像制作で試せるかもしれません。
自作IRを作れるIRTool
付属のスイープとIRToolを使って、自分で空間を録音しIRを作れます(IRToolはmacOSのみ)。作ったIRはAltiverb内でのみ使えます。
後方互換とIRの追加
Altiverb 8は2006年以降のセッションを同じ音で開けると説明されています。新しいIRは無料で追加され、年額のサポート料もかからないとされています。
仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 種類 | 畳み込みリバーブ |
| プラグイン形式 | AAX Native / Audio Unit(AUv3、macOSのみ)/ VST3、64bit(macOSはUniversal) |
| 対応OS | macOS 14〜27(公式記載)/ Windows 10・11 |
| Regular版 | モノ/ステレオ、96kHzまで |
| XL版 | モノ〜9.1.6、384kHzまで |
| ライセンス | iLokアカウントでコンピューター認証(USBキーは不要。iLok Cloudは非対応) |
| Pro Tools | 2022〜2026(公式記載) |
| 最新版の記載 | 8.2.7(2025年12月18日) |
入っているもの・動作環境
- Altiverb 8本体(AAX Native / AU / VST3)
- 数百の空間を録音したIRライブラリ(音楽用の空間、機材リバーブ、ポスプロ用の空間)
- IRToolとスイープ(自作IR用、IRToolはmacOSのみ)
- オーケストラ配置用のプリセット
使い方
- 購入後、公式のダウンロードページからインストーラーを入手します。
- iLokアカウントでライセンスをコンピューターに認証します。
- DAWでプラグインを再スキャンします。
- リバーブをかけたいトラックまたはAuxにAltiverbを挿入します。
- IRブラウザーで写真から空間を選びます。
- Decayで残響時間を調整します。
- 必要に応じてBrightnessやDampingで質感を整えます。
- ステージポジショニングで、音源の位置を仮想ステージ上に決めます。
歌やバンド録音の空間づくり
実在のホールやスタジオの響きを足して、宅録の歌に奥行きを加える使い方が考えられるかもしれません。
映像・ナレーションのポスプロ
浴室や乗り物など日常の空間のIRが入っているので、台詞を場面に合わせて馴染ませる用途で試せるかもしれません。
オーケストラ・ストリングス音源のミックス
仮想ステージ上で各パートの位置を決めて、音源を実際のホールで演奏したような配置にできるかもしれません。
立体音響(XL)
Dolby Atmosの入出力に対応するXL版を使って、イマーシブなミックスを試せるかもしれません。
こんな人におすすめ
- 実在の空間の響きを使ったリバーブを探している人
- 映像のポスプロやナレーションで、場面に合う響きを足したい人
- オーケストラ系の音源をホールの配置でミックスしたい人
- Dolby Atmosの制作を考えている人(XL版)
使う前に知っておきたい点
- Regular版はモノ/ステレオと96kHzまで、XL版はサラウンド/Atmosと384kHzまでです。
- ライセンスはiLokアカウントで認証します。iLok USBキーは必須ではありませんが、iLok Cloudは非対応です。
- IRToolはmacOS用で、Windowsでは使えません。
- IRToolなどで作ったIRはAltiverb内でのみ使えます。
- 一部のDAWでは、Altiverb 7からの自動置き換えがうまく動かない場合があると公式に記載されています。
似た製品との違い
どちらがよいかは決めず、公式ページの数字を並べています。
Altiverb 8 XL / Regular
公式の比較では、Regularはモノ/ステレオ入出力と96kHzまで、XLはモノから9.1.6までの入出力と384kHzまでに対応します。コントロールとIRは共通で、RegularからXLへは差額でアップグレードできます。
価格
$595(Audio Ease公式サイト、2026-10-27確認)。地域やキャンペーンで変わることがあるため、購入前に公式ページで確かめてください。
Audio Easeの製品ページでAltiverb 8を見る
出典:audioease.com(2026-10-27確認)

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