LANDRのマスタリングソフト「LANDR Mastering Plugin」は、AIが曲を解析してマスタリングの設定を作る、LANDRのDAW(音楽を作るソフト)用プラグインです。仕上げのスタイルを選べ、EQ・ディエッサー・ステレオ幅・ダイナミクスなどの項目やラウドネスメーターがあります。
マスタリングソフトは、完成したミックスを、配信やCDに出せる音量と音のバランスに仕上げる道具です。
この記事では、マスタリングソフト8製品と比べて、目的に対してどれだけ優れているかを3つの項目で評価しています。根拠はメーカー公式の情報です。
※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格・セールの情報は記事の確認日時点のもので、変動する場合があります。

図:SoundBounty
結論
LANDR Mastering Pluginは、マスタリングソフト8製品の中でランクCです。ランクはS・A・B・Cの4段階で、Cはいちばん下にあたります。項目ごとの点数(5点満点)を平均すると2.5点です(目的にとって大事な1項目は、2倍の重みをつけた平均です)。
注意したいこと
- 配信前の確認(1点):書き出し前のチェック機能は少なめです。
こんな方にオススメ:マスタリングの知識がなくても、AIに任せて手早く仕上げたい人。
LANDR Mastering Pluginの主な特徴
AIが曲を解析する
マスタリングソフトは、完成した曲の音量や音のバランスを整えて、配信やCDに出せる形に仕上げる道具です。LANDR Mastering Pluginは、メーカーが「AIマスタリングエンジン」と呼ぶ仕組みで曲を解析し、DAWの中で仕上げの音を聞きながら作業できます。
スタイルと調整項目
公式ページには、Mastering Styles、EQ、Presence、De-Esser、Stereo Width、Dynamics、Loudnessといった項目が載っています。仕上げの方向を選んだうえで、いくつかの項目を自分で調整できます。
メーターとゲインの比較
ラウドネスメーター、出力メーター、入力のトリム、ゲインマッチ(音量をそろえて比べる機能)が載っています。DAWの中で聞きながら作業できるため、書き出しをやり直す手間を減らせると、メーカーは説明しています。
公式動画:LANDR公式YouTubeチャンネル「Mastering a Song with LANDR Mastering Plugin」(英語) YouTubeで見る
こんな場面で役立ちます
- 歌ってみたの完成音源を、AIの提案で手早く仕上げる
- 仕上げのスタイルを切り替えて、音の方向を比べる
- 細かいEQやステレオ幅を、必要なところだけ自分で直す
項目ごとの評価
AIでの仕上げ:3点/5点
知識がなくても、AIが曲を聞いて整った音に仕上げてくれるかを見ています。
AIが曲を解析して仕上げます。
細かい調整:3点/5点
AIが作った結果を、自分で細かく作り込めるかを見ています。
Mastering Styles、EQ、Presence、De-Esser、Stereo Width、Dynamicsなど、いくつかの項目を直接調整できます。
配信前の確認:1点/5点
配信や書き出しの前に、音量や音質をチェックする機能があるかを見ています。
書き出し前のチェック機能は少なめです。
「配信前の確認」を重視するなら、Ozone 12 Advanced(5点)が向いています。
点数の付け方(マスタリングソフト)
| 項目 | 使う数値 | 5点 | 4点 | 3点 | 2点 | 1点 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| AIでの仕上げ | 知識がなくても整った音にできるか | 自動の仕上げに加え、参照曲との比較とボーカルのバランス調整がある | 自動の仕上げと、参照曲との比較かボーカルのバランス調整のどちらか | 自動の仕上げのみ | — | — |
| 細かい調整 | AIの結果を自分で作り込めるか | 15以上の処理モジュールをすべて直接操作でき、個別のプラグインとしても使える | 10以上の処理モジュールを直接操作できる | いくつかの処理を直接操作できる | アシスタントの結果を少ないつまみで調整するだけ | — |
| 配信前の確認 | 配信・書き出し前のチェック機能 | 配信用に圧縮した音の試聴・ディザー・処理の差分試聴がそろう | ディザーと差分試聴 | どちらか1つ | — | 公式ページに記載がない |
歌ってみたや自作曲を配信向けに仕上げるという目的に対して、どれだけ優れているかを項目ごとに1〜5点で決めています。点は上の表の条件に当てはめて付け、ランクを出す平均では「細かい調整」を2倍の重さで数えています。根拠はメーカー公式の情報です。音質やCPU負荷は実際に測っていないため点数には含めず、専門誌のレビューを記事の中で参考として紹介しています。価格は点数に含めません。iZotope Ozone 12の3つのエディションに加え、IK Multimedia・LANDR・Brainworx・Slate Digital・Steinbergの製品を比べています。メーカーや販売店の説明で確認できない機能は、ないものとして点数を付けています。 表の「OBS(配信)」は、配信ソフトOBS Studioで使えるVST2形式が公式ページに書かれているか(○)です。OBSはVST3形式に対応していません。点数には含めていません。
LANDR Mastering Pluginの対応環境と始め方
| 対応OS | 公式ページで確認できませんでした |
|---|---|
| プラグインの形式 | DAWのプラグイン(形式は公式ページで確認できませんでした) |
| そのほか | LANDR Studioの契約に含まれる形で提供(Pro版とSE版がある) |
| OBS(配信) | 未確認 |
メーカー公式ページで2026年10月17日に確認しました。配信ソフトOBSでの使い方は「OBSでVST3プラグインを使うには?」で解説しています。
ほかのマスタリングソフトとの比較
見出しを押すと並べ替えできます。スマホでは表を横にスクロールできます。
| 製品 | ランク平均点 | AIでの仕上げ | 細かい調整 | 配信前の確認 | OBS(配信) | 価格(店・確認日) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| iZotopeOzone 12 Elements | C 2.3 | アシスタント | つまみのみ | 確認の機能は少なめ | ×(VST3のみ) | ¥9,580 [PB・10月26日確認] |
| iZotopeOzone 12 Standard | S 4.3 | 参照曲も比較 | 14モジュール | ディザー+差分 | ×(VST3のみ) | ¥38,170 [PB・10月26日確認] |
| iZotopeOzone 12 Advanced | S 5.0 | 参照曲も比較 | 20モジュール+個別 | コーデック試聴まで | ×(VST3のみ) | ¥86,970 [PB・10月26日確認] |
| IK MultimediaT-RackS 6 MAX | A 3.8 | 参照曲に合わせて自動 | 63モジュール・個別プラグイン | 確認の機能は少なめ | ×(VST3のみ) | ¥52,290 [PB・10月26日確認] |
| LANDRLANDR Mastering Plugin | C 2.5 | AI解析で自動 | EQ・ダイナミクスなど | メーターのみ | 未確認 | 記載なし |
| Brainworx(Plugin Alliance)bx_masterdesk | C 1.5 | AIなし | 少ないつまみ+プリセット | 確認の機能は少なめ | 未確認 | 記載なし |
| SteinbergWaveLab Pro 13 | C 2.0 | AIの記載なし | プラグイン+オフライン処理 | 音量の測定が中心 | 未確認 | 記載なし |
| SteinbergWaveLab Elements 13 | C 2.0 | AIの記載なし | プラグイン+MasterRig 2 | 音量の測定が中心 | 未確認 | 記載なし |
機能は2026年9月25日に各メーカーの公式サイトで確認。価格は購入ボタンの先の販売ページで確認してください。
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