WaveLab Pro 13の特徴と評価|マスタリングソフト8製品と比べた強み・弱み

WaveLab Pro 13の特徴と評価|マスタリングソフト8製品と比べた強み・弱み

Steinbergのマスタリングソフト「WaveLab Pro 13」は、マスタリングと編集のためのSteinbergの本格的なソフトです。DAW(音楽を作るソフト)のプラグインではなく単体で動き、複数の曲を並べて仕上げるAudio Montage、スペクトル編集、バッチ処理、Dolby Atmosのマスタリングに対応します。

マスタリングソフトは、完成したミックスを、配信やCDに出せる音量と音のバランスに仕上げる道具です。

この記事では、マスタリングソフト8製品と比べて、目的に対してどれだけ優れているかを3つの項目で評価しています。根拠はメーカー公式の情報です。

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用しています。価格・セールの情報は記事の確認日時点のもので、変動する場合があります。

Steinberg / マスタリングソフト
WaveLab Pro 13
CランクC(S・A・B・Cの4段階でいちばん下)
点数 2.0/5点(比べた8製品の平均は2.9点)
→ 全体を見る
仕様の最終確認日
2026/09/25
AIでの仕上げ
AIの記載なし
細かい調整
プラグイン+オフライン処理
配信前の確認
音量の測定が中心
価格(店・確認日)
記載なし

マスタリングでやることの図
図:SoundBounty

目次

結論

WaveLab Pro 13は、マスタリングソフト8製品の中でランクCです。ランクはS・A・B・Cの4段階で、Cはいちばん下にあたります。項目ごとの点数(5点満点)を平均すると2.0点です(目的にとって大事な1項目は、2倍の重みをつけた平均です)。

注意したいこと

  • AIでの仕上げ(1点):AIでの仕上げは限られていて、自分で設定する部分が多いです。
  • 配信前の確認(1点):書き出し前のチェック機能は少なめです。

こんな方にオススメ:アルバムをまとめて仕上げたい人。音の編集から書き出しまでを1本のソフトで行いたい人。

WaveLab Pro 13の主な特徴

マスタリング専用の編集ソフト

WaveLabは、DAWのプラグインではなく、完成した曲を仕上げるためのマスタリング用の編集ソフトです。1曲を細かく直すAudio Editorと、複数の曲やクリップを並べて仕上げるAudio Montageという作業画面があり、VST3プラグインも使えます。

MasterRig 2などのプラグイン

マスタリング用のプラグインセット「MasterRig 2」が入っています。バージョン13で大きく更新され、VocalChainなどのプラグインも加わりました。

音量の確認とDolby Atmos

音量(ラウドネス)を管理するための測定と解析の機能があります。Proにはスペクトル編集とバッチ処理があり、Dolby Atmosのマスタリング環境も用意されています。

こんな場面で役立ちます

  • 歌ってみた用の複数の曲を並べて、音量とつなぎを整える
  • スペクトルを見ながら、気になる音を直す
  • 書き出す曲をまとめて処理する(バッチ処理)

項目ごとの評価

AIでの仕上げ:1点/5点

知識がなくても、AIが曲を聞いて整った音に仕上げてくれるかを見ています。

AIでの仕上げは限られていて、自分で設定する部分が多いです。

「AIでの仕上げ」を重視するなら、Ozone 12 Advanced、Ozone 12 Standard(5点)が向いています。

細かい調整:3点/5点

AIが作った結果を、自分で細かく作り込めるかを見ています。

多くのリアルタイムのプラグイン、オフライン処理、MasterRig 2、VST3プラグインの追加で直接処理できます。

配信前の確認:1点/5点

配信や書き出しの前に、音量や音質をチェックする機能があるかを見ています。

書き出し前のチェック機能は少なめです。

「配信前の確認」を重視するなら、Ozone 12 Advanced(5点)が向いています。

12345AIでの仕上げ1点細かい調整3点配信前の確認1点
WaveLab Pro 138製品の平均
AIでの仕上げ
1/5
見ている点知識がなくても整った音にできるか
この製品AIの記載なし
細かい調整
3/5
見ている点AIの結果を自分で作り込めるか
この製品プラグイン+オフライン処理
配信前の確認
1/5
見ている点配信・書き出し前のチェック機能
この製品音量の測定が中心
点数の付け方(マスタリングソフト)
項目使う数値5点4点3点2点1点
AIでの仕上げ知識がなくても整った音にできるか自動の仕上げに加え、参照曲との比較とボーカルのバランス調整がある自動の仕上げと、参照曲との比較かボーカルのバランス調整のどちらか自動の仕上げのみ——
細かい調整AIの結果を自分で作り込めるか15以上の処理モジュールをすべて直接操作でき、個別のプラグインとしても使える10以上の処理モジュールを直接操作できるいくつかの処理を直接操作できるアシスタントの結果を少ないつまみで調整するだけ—
配信前の確認配信・書き出し前のチェック機能配信用に圧縮した音の試聴・ディザー・処理の差分試聴がそろうディザーと差分試聴どちらか1つ—公式ページに記載がない

歌ってみたや自作曲を配信向けに仕上げるという目的に対して、どれだけ優れているかを項目ごとに1〜5点で決めています。点は上の表の条件に当てはめて付け、ランクを出す平均では「細かい調整」を2倍の重さで数えています。根拠はメーカー公式の情報です。音質やCPU負荷は実際に測っていないため点数には含めず、専門誌のレビューを記事の中で参考として紹介しています。価格は点数に含めません。iZotope Ozone 12の3つのエディションに加え、IK Multimedia・LANDR・Brainworx・Slate Digital・Steinbergの製品を比べています。メーカーや販売店の説明で確認できない機能は、ないものとして点数を付けています。 表の「OBS(配信)」は、配信ソフトOBS Studioで使えるVST2形式が公式ページに書かれているか(○)です。OBSはVST3形式に対応していません。点数には含めていません。

WaveLab Pro 13の対応環境と始め方

対応OSWindows/Mac
プラグインの形式単体アプリ(VST3プラグインを読み込める)
そのほか体験版あり(公式ページに「TRY FOR FREE」の表示)
OBS(配信)未確認

メーカー公式ページで2026年10月17日に確認しました。配信ソフトOBSでの使い方は「OBSでVST3プラグインを使うには?」で解説しています。

ほかのマスタリングソフトとの比較

見出しを押すと並べ替えできます。スマホでは表を横にスクロールできます。

製品ランク平均点AIでの仕上げ細かい調整配信前の確認OBS(配信)価格(店・確認日)
iZotopeOzone 12 ElementsC 2.3アシスタントつまみのみ確認の機能は少なめ×(VST3のみ)¥9,580 [PB・10月26日確認]
iZotopeOzone 12 StandardS 4.3参照曲も比較14モジュールディザー+差分×(VST3のみ)¥38,170 [PB・10月26日確認]
iZotopeOzone 12 AdvancedS 5.0参照曲も比較20モジュール+個別コーデック試聴まで×(VST3のみ)¥86,970 [PB・10月26日確認]
IK MultimediaT-RackS 6 MAXA 3.8参照曲に合わせて自動63モジュール・個別プラグイン確認の機能は少なめ×(VST3のみ)¥52,290 [PB・10月26日確認]
LANDRLANDR Mastering PluginC 2.5AI解析で自動EQ・ダイナミクスなどメーターのみ未確認記載なし
Brainworx(Plugin Alliance)bx_masterdeskC 1.5AIなし少ないつまみ+プリセット確認の機能は少なめ未確認記載なし
SteinbergWaveLab Pro 13C 2.0AIの記載なしプラグイン+オフライン処理音量の測定が中心未確認記載なし
SteinbergWaveLab Elements 13C 2.0AIの記載なしプラグイン+MasterRig 2音量の測定が中心未確認記載なし

機能は2026年9月25日に各メーカーの公式サイトで確認。価格は購入ボタンの先の販売ページで確認してください。

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