Techivation「T-De-Breather」とは?特徴・使い方・おすすめの人

※本記事はアフィリエイトプログラムを利用している場合があります。価格は確認日時点のもので、変動する場合があります。

Techivationの「T-De-Breather」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。

T-De-Breather is a flexible zero-latency breath suppression plug-in for vocals and dialogue.

—— Techivation公式サイトより(原文)

目次

T-De-Breatherはどんな製品?

T-De-Breather は、Techivation が出している、ボーカルやセリフの「ブレス(息継ぎの音)」を抑えるプラグインです。公式サイトでは新製品として案内されています。歌や語りの録音に入る息の音を、演奏の自然さを残しながら自動で下げることを狙っています。

中心になるのは、深い解析とリカレント・ニューラルネットワークによるリアルタイム予測を組み合わせたハイブリッドの検出エンジンです。公式の説明では、単に音量に反応するのではなく、スペクトルと時間の特徴から息を見つけるため、大きなブレスにも小さなブレスにも一貫して対応するとされています。

処理はゼロレイテンシーで、録音中、ライブ、放送、ポストプロダクションのどれでも同じ精度で使えると案内されています。ブレスとシビランス(サ行の刺さり)を別々に見分け、その境目を自分で調整できる点も特徴です。ポッドキャストやナレーションの編集にも向くかもしれません。

動作はmacOSとWindowsで、VST、VST3、AU、AAXの各形式です。公式ページには購入価格が129ドルと表示され、体験版(Try it)も用意されています。同じ会社の無料ディエッサーT-De-Esser 2と併せて、声の整え方を考える材料になるかもしれません。

レベルに左右されない検出

スレッショルドのような音量の基準に頼らず、息のスペクトルと時間の特徴で見つけます。大きいブレスも小さいブレスも同じ考え方で拾うとされています。

Gain と Target の2モード

Gainは検出したブレスに一定量の減衰を与え、ブレス同士の強弱を残します。Targetは大きなブレスほど深く、設定した出力レベルに近づけます。ノイズの多い録音やライブには後者が向くと説明されています。

Breath Boundary と Sensitivity

Breath Boundaryは、ブレスとシビランスを分ける周波数の目安を動かします。Sensitivityはどれくらい敏感に検出するかを決めます。取りこぼしや誤検出が出たときの調整用です。

Speed と Sibilance

Speedは抑え始めの速さで、高いと素早くゲートのように、低いと穏やかに息を少し残します。Sibilanceはサ行の余韻の減衰量を決めます。

波形ディスプレイと検出メーター

波形上で、ブレスの検出が金色、シビランスの検出が青、かかった減衰が赤で表示されます。検出メーターでも、いまの入力がどちらと判断されているかを確かめられます。

Diff・Mix・使いやすい画面

Diffは抑えられた成分を聞けるモード、Mixは原音との混ぜ具合です。画面は80〜150%に拡大でき、ツールチップ、アンドゥ/リドゥ、クリックを避けやすい内蔵のオン/オフも備えます。

仕様

項目内容
メーカーTechivation
種類ブレス低減プラグイン
価格表示129.00ドル
レイテンシーゼロ
モードGain/Target
フォーマットVST、VST3、AU、AAX
対応OS(Windows)Windows 7以降(64bit VST/VST3、64bit AAX は Pro Tools 11以降)
対応OS(Mac)macOS 10.15以降(VST、VST3、AU、AAX、Intel・Apple Silicon)
画面拡大80〜150%

入っているもの・動作環境

  • プラグイン本体(VST/VST3/AU/AAX)
  • 体験版(公式サイトの Try it から)
  • PDFユーザーマニュアルとプレスキット(公式サイトから)
  • サウンド例(公式サイト上でボーカル6種を試聴)

使い方

  1. 公式サイトで体験版を入手し、インストールします。
  2. ブレスを抑えたいボーカルやナレーションのトラックにT-De-Breatherを挿します。
  3. まずモードを選びます。きれいな録音で軽く抑えるならGain、強く抑えたい・ノイズが多い・ライブならTargetが案内されています。
  4. 波形ディスプレイと検出メーターを見て、ブレスが金色で検出されているかを確かめます。
  5. 取りこぼすならSensitivityを上げ、誤検出するなら下げます。
  6. Breath Boundaryで、ブレスとシビランスの境目を調整します。
  7. Speedで抑え方の速さを、Sibilanceでサ行の余韻の減衰を決め、Diffで削った成分を確かめます。

ポッドキャスト・ラジオ

公式FAQは、ポッドキャストや放送、セリフの処理に向くとしています。語りの息の音をそろえたいときに試せるかもしれません。

歌のミックス

ボーカルのブレスを自然さを残して下げたいときに、Gainモードを使うことが想定されています。曲の雰囲気に合わせてブレスの残し方を決められるかもしれません。

配信・ライブ

ゼロレイテンシーなので、公式はライブでの使用も想定しています。配信で息づかいが気になるときに、Targetモードで試せるかもしれません。

こんな人におすすめ

  • ボーカルやナレーションのブレスを自動で整えたい人
  • ポッドキャストやラジオの収録を編集する人
  • ブレスとサ行を一つのプラグインで扱いたい人
  • ライブや配信でリアルタイムに使える処理を探している人

使う前に知っておきたい点

  • 有料製品で、公式ページの価格表示は129ドルです。体験版で試せます。
  • Targetモードは固定のレベルを基準にするため、入力のゲインを変えたら設定の見直しが必要になることがあります。
  • ブレスの取りこぼしや誤検出が出たら、SensitivityとBreath Boundaryで調整するよう案内されています。
  • Windows版AAXはPro Tools 11以降が対象です。

似た製品との違い

どちらがよいかは決めず、公式ページの数字を並べています。

T-De-Esser 2(Techivation)

T-De-Breather は129ドルの有料製品で、ブレスの検出と低減が中心です。T-De-Esser 2 は無料で、高域のシビランスやきつさをやわらげる4つの周波数レンジを持つディエッサーです。

価格

$129(Techivation公式サイト、2026-10-27確認)。地域やキャンペーンで変わることがあるため、購入前に公式ページで確かめてください。

Techivationの製品ページでT-De-Breatherを見る

出典:techivation.com(2026-10-27確認)

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