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United Pluginsの「Continuum」を紹介します。メーカーと国内代理店の公式情報をもとに、何ができる製品か、どう使うか、どんな人に向くかをまとめました(点数評価は付けていません)。
Continuum is not just an echo unit. It’s an interactive canvas that seamlessly takes you from a single, sharp delay repeat to a lush, cascading reverb wash.
—— United Plugins公式サイトより(原文)
Continuumはどんな製品?
Continuumは、JMG Sound が開発し United Plugins が販売しているディレイ・プラグインです。テープ、BBD(バケツリレー素子)、デジタルという3種類のハードウェアを手本にした音色を切り替えながら使えます。
同じ作りのディレイを2基そなえ、それぞれ別の音色・別の設定で同時に動かせます。2基の出力を互いの入力に戻す「クロスフィード」と、フィードバックに入れる拡散フィルターで、短い反復音からリバーブのような広がりまで連続的に変えられます。
ステレオの振り分けには12種類のモードがあります。左右のずらし(ハース効果)、ピンポン、聴き手の周りを回るOrbitなどが用意されています。ほかにシャッフル/グルーヴの「Feel」、3種類のLFO、プリ・フィード・ポストの3か所に置けるフィルターも備えています。
RANDボタンで設定を一度に作り替えられるので、音作りの出発点探しにも向きます。iLokなどは不要で、ライセンスファイルで認証します。
プラグインの画面は実機のような立体的な見た目で、右下の矢印をドラッグして大きさを変えられます。画面を小さくして作業スペースを空けることも、大きくして操作しやすくすることもできます。内部は64bit処理で、サンプルレートの上限を設けていません。
2基の独立したディレイ
同じ構成のディレイが2つあり、それぞれテープ・BBD・デジタルから選べます。たとえば片方をテープ、もう片方をデジタルにして重ねるといった使い方ができます。
MOJOで変わる3つの個性
MOJOつまみは、選んだ方式の物理的な特徴を強めます。テープでは歪みとワウ・フラッター、BBDではクロックを下げた暗い劣化、デジタルではサンプルレートとビット深度の低下が起こります。
クロスフィードとDIFFUSE
クロスフィードで2基を互いに送り合い、DIFFUSEでフィードバックに全域通過フィルターを加えます。反復音の角がぼやけ、リバーブのような空間に近づきます。MODとDAMPで尾の揺れと高低域の減衰も整えられます。
12種類のパンモード
通常の左右バランスのほか、ミッド/サイドの配分、ハース効果用の小さなずれ、複数のピンポン、Orbit、Converge、Diverge、Fade In、Fade Outなどがあります。反復のたびにステレオ幅が変わる動きも作れます。
Feelセクションでノリを付ける
Shuffleでスイング感、OddとEvenで奇数・偶数拍の音量差、Grooveで入り組んだ強弱を作れます。EarlyとLateは反復をグリッドの前後へずらし、せかす感じや緩い感じを出します。
3種類のLFOと3か所のフィルター
変調はSine、Drift、Randの3種類で、それぞれ遅・中・速を選べます。各ディレイのHP/LPフィルターは、入力前(PRE)・フィードバック内(FEED)・出力後(POST)に置けます。
入出力とダッキング
入力つまみは左で新しい音を止めて残っている反復を鳴らし、右でプリアンプ風の歪みを加えます。出力はフィードバックのゲインに影響せずウェット量を調整できます。ダッキングとリンク機能も備えます。
仕様
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開発元 | JMG Sound |
| 販売元 | United Plugins |
| 種類 | ディレイ(テープ/BBD/デジタル) |
| プラグイン形式 | VST、VST3、AAX |
| 対応OS(Mac) | macOS 10.14 Mojave以降(64bit、Intel/Apple Silicon) |
| 対応OS(Windows) | Windows 10/11(64bit、SSE2対応CPU) |
| 内部処理 | 64bit、サンプルレートに制限なし(192kHz以上も可) |
| 認証 | ライセンスファイル(iLok・ドングル・ネット接続は不要) |
| 体験版 | 15日間の無制限トライアル |
| アップデート | 無料 |
入っているもの・動作環境
- Continuum本体(VST/VST3/AAX)
- ライセンスファイル認証(複数のコンピューターで使用可)
- 無料アップデート
- 15日間の体験版あり
使い方
- DAWでオーディオトラックまたはセンドバスにContinuumを挿します。
- ディレイ1と2それぞれで、Tape・BBD・Digitalのどれにするかを選びます。
- ディレイタイムを決め、ホストのテンポに同期させるかどうかを選びます。
- MOJOを少しずつ上げて、選んだ方式の癖がどう出るかを確かめます。
- クロスフィードをオンにしてDIFFUSEを上げると、反復がリバーブのように広がります。
- PANのモードを選び、Feelでシャッフルや前ノリ・後ノリを足します。
- HP/LPフィルターの位置(PRE・FEED・POST)を切り替えて、反復の暗さや薄さを整えます。
- 方向が見えないときはRANDを押して、出てきた設定を土台に調整します。
ボーカルの余韻づくり
センドに立てて、テープ設定の短めの反復を薄く混ぜれば、歌の後ろに奥行きを足せるかもしれません。入力のダッキングを使うと、歌っている間は反復を控えめにできます。
ギターやシンセの空間演出
2基を別の音色にしてクロスフィードで重ね、DIFFUSEを上げると、ディレイとリバーブの中間のような広がりを作れるかもしれません。Orbitを使えば音が周囲を回る動きも付けられます。
ビートの跳ねを調整
ShuffleやGroove、Early/Lateを使うと、打ち込みの反復に人間らしいゆらぎを足せるかもしれません。ヒップホップなどの跳ねたリズムにも合わせやすそうです。
打楽器やハンドドラム
公式のオーディオ・サンプルにはドラム、ハンドドラム、ボーカル、ギターなど幅広い素材が並びます。打楽器に短い反復を重ね、シャッフルでノリを足す使い方が考えられます。
こんな人におすすめ
- テープやBBDなど複数の方式のディレイを1つで試したい人
- ディレイからリバーブ風の広がりまで1台で作りたい人
- ステレオの動きやリズムの揺れにこだわって音作りをしたい人
- iLokを使わずにライセンスファイルで管理したい人
使う前に知っておきたい点
- 対応形式はVST、VST3、AAXです。
- Macは macOS 10.14 以降、Windows は 10/11(64bit)が対象です。
- 試してから決めたいときは、15日間の無制限トライアルがあります。
- ライセンスは購入者本人が自分のコンピューターで使う条件です。
似た製品との違い
どちらがよいかは決めず、公式ページの数字を並べています。
IK Multimedia Tape Echo
Continuumはディレイを2基そなえ、それぞれテープ・BBD・デジタルから選べます。Tape Echoは1969年登場のEchoplex EP3を手本にしたテープディレイ1種類で、2本のディレイラインをステレオで使います。
価格
価格は、公式ページでご確認ください。
United Pluginsの製品ページでContinuumを見る
同じ種類の製品を探すときは
同じ種類の紹介記事です。
- United Plugins Royal Compressor
- United Plugins Mirror
- United Plugins Cyberdrive Core
- Sonnox Oxford TransMod
- McDSP 4020 Retro EQ
- Ohmforce Ohmicide-S
掲載している製品の一覧は 製品データベース:エフェクト にあります。
出典:unitedplugins.com pluginboutique.com(2026-10-27確認)

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