歌ってみたのMIXは、やることが多くて、どこから手を付ければよいか迷います。この記事は、録音から書き出しまでの全体の流れを、7つのステップに分けて案内する記事です。各ステップの詳しいやり方は、それぞれの解説記事で読めます。
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この記事の要点
- ミックスは、バランス・加工・配置の3つを整える作業です(FabFilter Learn)。
- 歌ってみたのMIXは、7つのステップに分けると、迷いにくくなります。
- 順番は、よく使われる出発点です。聞きながら、前のステップに戻って直して構いません。
- 歌は主役ですが、オケとの関係で、聞こえ方が決まります。

図:SoundBounty
ミックスでやる3つのこと
FabFilterは、ミックスの基本の動作を、3つに分けて説明しています。
- バランス:各パートの音量の比率を決める。
- 加工:EQやコンプなどで、パートが役割を果たせる音にする。
- 配置:左右の位置と、奥行きを決める。
どれも、聞く人に何かを感じてもらうための作業だと説明されています。以降の7つのステップは、この3つを、歌ってみたの順番に並べ直したものです。
MIXを始める前の準備
歌ってみたでは、オケ(伴奏の音源)と、自分の歌を録った音を、DAW(録音・作曲ソフト)に並べて始めます。DAWの選び方は「DAW(作曲・録音ソフト)の選び方」、無料で始めたいときは「無料で使えるDAWまとめ」で解説しています。
プラグインは、DAWの中で使う追加のソフトです。買ったプラグインの入れ方と認証は「セールや無料プレゼントで買ったプラグインのインストール方法」で解説しています。
FabFilterは、ミックスを、料理にたとえて説明しています。録った音は、材料です。材料の質が良いほど、仕上げが楽になります。そのため、MIXの前の、録音の段階が大切です。
ステップ1:録音を整える
MIXの良し悪しは、録音の質に左右されます。FabFilterも、録音がよいほど、ミックスの仕事が楽になると説明しています。
- マイクの距離やポップガードを整える:「歌ってみたのマイクの距離とポップガードの使い方」
- ノイズを見分けて減らす:「歌ってみたの録音にノイズが入る原因と対策」
- 録音の入力レベルを合わせる:「歌ってみたの録音の入力レベル(ゲイン)の合わせ方」
- 録音の基本の手順:「自宅でのボーカル録音の基本手順」
ステップ2:歌を直す
音程やリズムのずれを、必要なところだけ直します。直しすぎると、機械的に聞こえることがあります。
- 音程を直す:「歌ってみたのピッチ補正のやり方」
- リズムのずれを直す:「歌のタイミング補正のやり方」
ステップ3:役割と左右の位置を決める
歌は主役、オケは支え、のように、各パートの役割を決めます。FabFilterは、音量を決める前に、左右の位置を決めることを勧めています。
- 役割・位置・音量の決め方:「歌ってみたの歌とオケのバランスの取り方」
ステップ4:歌を加工する
歌には、EQ、コンプ、ディエッサー、リバーブ・ディレイを、よく使われる順番でかけます。順番の理由は、次の記事で解説しています。
- プラグインの順番:「歌ってみたMIXのプラグインの順番」
- こもり・刺さりを整える:「ボーカルEQのかけ方」
- 声の大きさをそろえる:「ボーカルのコンプの使い方」
- サ行の刺さりを抑える:「ボーカルのディエッサーの使い方」
- 響きを足してなじませる:「ボーカルのリバーブ・ディレイのかけ方」
どのプラグインを使うかは、「おすすめ比較の一覧」で、公式情報をもとに点数をつけて比べています。無料で始めたいときは「歌ってみたMIXに使える無料プラグイン」をご覧ください。
ステップ5:ハモリ・ダブリングを足す
歌に厚みや広がりがほしいときは、ハモリやダブリングを足します。足した声は、メインの歌より控えめにして、なじませます。
- ハモリ・ダブリングの作り方:「歌ってみたのハモリ・ダブリングの作り方」
ステップ6:音量を調整する
足した声や加工を含めて、もう一度、バランスを見直します。FabFilterは、1つのパートを直すと、ほかのパートの聞こえ方も変わるので、前に戻って直すことは普通だと説明しています。
曲の途中で、バランスが合わない所は、オートメーションで直します。詳しくは、バランスの記事で解説しています。
ステップ7:書き出す前に、音量を測る
書き出す前に、曲全体の音量(ラウドネス)を測ります。投稿先の説明も、あわせて確認します。
- 音量の基本と測り方:「歌ってみたの音量(ラウドネス)の基本」
MIXで、やりすぎを防ぐために
- 1つずつ変える:一度にたくさん触ると、何が効いたのか分からなくなります。
- オン・オフで聞き比べる:加工した音が、目的に合っているかを確かめます。
- オケと一緒に聞く:歌だけで聞くと、直しすぎやすくなります。
- 耳を休ませる:長く聞き続けると、判断が鈍ります。時間をおいて、聞き直します。
つまずいたときの見直し先
- 歌が埋もれる:ステップ3(役割と位置)と、ステップ4のEQを見直す。
- 歌だけが浮く:リバーブの量と、バランスを見直す。
- サ行が刺さる:ディエッサーを見直す。マイクの位置も確かめる。
- 音量がばらつく:コンプと、オートメーションを見直す。
- ノイズが気になる:ステップ1に戻る。
よくある質問
Q. 7つのステップは、必ずこの順番ですか?
決まりではありません。よく使われる出発点です。FabFilterも、前の判断に戻って直すのは、ミックスの普通の流れだと説明しています。
Q. 全部のプラグインが必要ですか?
必要ありません。困っていることを直すプラグインだけを使うのが基本です。
Q. 初心者は、どこから読めばよいですか?
録音に不安があれば、ステップ1から読んでください。録音に自信があれば、「バランスの取り方」と「プラグインの順番」から読むと、全体がつかみやすくなります。
Q. 数字で決まった設定はありますか?
声やマイク、曲で変わるので、決まった数値は示していません。聞きながら決めてください。


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